静電気除去機器メーカーのトリンク(浜松市西区、高柳真社長)はこのほど、世界標準の静電気対策規格「ESD」の問題点や同社が提唱する新たな静電気対策の概念「DUSTATIC(ダスタティック)」について解説する書籍「イオナイザ革命」を発刊した。 エレクトロニクスやバイオ、医療機器などの分野では静電気によって異物付着や半導体破壊、火災・爆発、感電などの問題が起きている。「イオナイザ」はイオンを放出して静電気を除去する機器で、生産現場ではこうした問題の解決のために使用されている。 同社は書籍で、約60年前に規定されたESDはエレクトロニクス分野の静電気対策に特化し、静電気が引きつけるほこりなどの異物対策を考慮していない点を指摘。「静電気問題はさまざまなな分野に広がっているため、ESDは実態に合わなくなっている」とし、静電気対策と異物対策を同時に行う同社の概念を紹介している。風でイオンを放出して静電気を除去する従来のイオナイザは、風でほこりなどの異物も一緒に舞い上げ、逆に清浄空間を破壊しているーと解説。その上で、同社が開発した無風でイオンを放出したり、空間全体をイオン化したりする技術を説明している。 A5判82ページ。5千部を用意し、希望者に配布する。問い合わせは同社<電053(401)1088>へ

静岡県西部の地域経済の課題とされるのが、EV対応と人手不足。その中で、TRINC(浜松市西区)とテクニカルサポート(同北区)は「電動化は追い風」と強気だ。TRINCが発売した除電器「N2バー トリンク」は、車載用リチウムイオン電池や有機ELを製造する窒素雰囲気中で使用できる。イオンが安定しにくい窒素雰囲気中で使える除電器は珍しい。プラスとマイナスのイオンを制御する独自技術により、イオンバランスを整えることに成功。今後、エレクトロニクスや医薬品など幅広い業界へ拡販する。

静電気除去装置製造のトリンク(浜松市西区)は十五日、窒素を充満させた空間でも有効に働く除電器の新製品「N2バー トリンク」を発売した。 有機ELディスプレーやリチウムイオン電池の製造現場は、湿度による劣化を防ぐため窒素ガスを充電させることが多い。しかし、窒素充電中はイオンのバランスが不安定になることから、従来品では除電できなかったり、逆に静電気を発生させてしまったりする課題があったという。 新製品は、コロナ放電と呼ばれる放電方法でイオンバランスを整え、対象物に無風で振り掛けることによって静電気を取り除く。イオンが放出されるバーは幅三十センチ、奥行き二十七センチ、高さ二十一センチ。 化学メーカーから既に引き合いがあるほか、電気や医薬品メーカーなどの需要を見込む。価格は税別三十万円。年間百二十台の販売を目指す。 トリンクはまた、従来の除電器の問題点を指摘した本「イオナイザ革命」(A5判、八十一ページ)を発刊した。非売品で五千部を製作し、希望者に無料で提供する。問い合わせは同社=電053(401)1088=へ。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、有機ELなどを製造する窒素雰囲気中で使用できる除電器の新製品「N2バートリンク=写真」を2019年1月15日に発売する。イオンが安定しにくい窒素雰囲気中で使える除電器は珍しいという。価格は30万円(消費税抜き)。年間120台の販売を見込む。 有機ELや電気自動車(EV)などに搭載されるリチウムイオン電池は、大気中の水分を吸湿すると劣化するため、窒素ガスを充満した工程で製造する。窒素雰囲気中でも製品不良の原因となる静電気は発生するが、イオンが安定しにくく、これまで使用できる除電器がほとんどなかった。 プラスとマイナスのイオンを制御する独自技術により、窒素雰囲気中でも安定したイオンバランスを整えることに成功した。今後、空気や湿度を嫌う製品や製造工程があるエレクトロニクスや化学、医薬品など幅広い分野へ同製品を拡販する。

静電気除去器メーカーの「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は窒素で満たされた環境下でも使用できる除電機器「N2バートリンク」を開発した。同社によると、窒素環境下に対応した除電機器は世界で初めてという。来年1月15日に発売する。 酸素や湿度で不具合を起こしたり、爆発の可能性があったりする製品を造る際、空気を遮断するため、窒素ガスなどで満たした作業環境をつくることがある。ただ、窒素環境下ではイオンの動きが空気中よりも複雑になるため制御することが難しく、対応する機器がなかったという。 同社が開発した機器は長さ30センチの棒状で、とがった電極からプラスとマイナスの電荷を帯びた粒子をそれぞれ放出する「コロナ放電」を利用して静電気を除去し、静電気が引きつけるほこりなどの異物も取り除く。粒子を無風で放出するため、異物を舞い上げて再び、対象物に付着させることもないという。 除電効果は幅40センチ、高さ10センチで、距離は窒素純度によって20〜30センチ。エレクトロニクスや化学、医薬などの分野での活用を見込めるという。価格は税抜き30万円。販売目標は年間120台。

【浜松】静電気除去装置を製造・販売するトリンク(浜松市)は幅6〜10ミリメートルの細いフィルムについた異物を取り除く機器「フィルムトリンク-マイクロ TAS-1283 FTM」(税別53万円)を発売した。細いテープ状のフィルムはリチウムイオン電池の部品向けなどに需要が高まっている。金属粉などが付着するとショートの原因にもなるため、異物の除去が欠かせない。新しい機器はテープの左右から風を吹き付ける方式で、効率的に異物を除去する。年間240台の販売を目指す。

静電気除去装置製造のトリンク(浜松市西区)は、小型リチュウムイオン電池などの製造過程で出る異物を取り除くクリーナーで、同社製品では最小となる「フィルムトリンク マイクロを十二月三日に発売する。 クリーナーのヘッド部分の高さ三・四センチ、奥行き二・五センチ、重さ十三グラムと小型軽量化した。ホースを伝って流れる風を使って、リチュウムイオン電池やコンデンサーなどの部品であるフィルムのほこりや金属の粉を取り除く。除去率は九割以上という。 従来品は、幅五十センチ~三メートルのフィルムを対象いしていたが、「フィルムトリンク マイクロ」は、六~十ミリのより狭い幅のフィルムの異物を取り除ける。クリーナーヘッドと風力エンジン各一台がセットで税別五十三万円。年間二百四十台の販売を目指す。

静電気除去装置を製造・販売するトリンク(浜松市)は12月3日、幅6~10ミリメートルの細いフィルムについた異物を取り除く機器「フィルム トリンク―マイクロ TAS-1283 FTM」(税別53万円)を発売する。細いテープ状のフィルムはリチュウムイオン電池の部品向けなどに需要が高まっている。 金属粉などが付着するとショートの原因になるため、異物の除去が欠かせない。 新しい機器はテープの左右から風を吹き付ける方式で、効率的に異物を除去する。静電気除去装置を併用すれば、異物の再付着も防げる。年間240台の販売を目指す。

神奈川県シール印刷共同組合(清水重行理事長)のオペレータ会、KOP.comが11月10日、「第20回ラベル関係ミニ機材展」の会場内で開催された。18回目となる今回は「静電気対策」についての情報交換を行った前回を受け、静電気・異物対策製品の開発、販売を行う(株)TRINCの高柳順専務取締役を講師に招いて勉強会を行った。 勉強会では高柳専務が、静電気が発生する仕組みや印刷業でおこりうる静電気トラブルについて紹介。静電気によってラベルが複数枚張り付き、印刷機の詰まりの原因になることやラミネート加工時に異物が混入してしまうといった、設備の機能不全や加工不良などを挙げた。静電気のトラブルに対して高柳専務は、イオンを発生させ対象物の静電気を中和する除電器(イオナイザー)を推奨。手持ちのガンタイプや設置型のバータイプ、ホコリに帯電した静電気を除去する空間除電器などを展開しており、静電気発生装置に除電器をかざした実験を紹介すると、参加者者の関心を集めた。 また同氏は、ラベル印刷会社で多用されている除電機能を持つひもの使い方について言及。「ラベルにひもを接触させると摩耗して異物混入の原因となる。接触させなくても効果を発揮するので、非接触でかつラベル印刷機のウエブの流に対してひもを平行に設置すると、広範囲の除電が期待できるのでは」と見解を示した。 神奈川県協組の山下庫太顧問はひもの特徴でもあるコロナ放電について解説。「ひもをルーペで見ると、細長い鉄製繊維の集合だとわかる。このような形と材質に反応し、静電気を帯びる対象物との間にイオンが発生する仕組みだ。ひもを伝わって空中へ放電されるので、空間除電器と合わせて使えば効果を上げるかもしれない」とした。 最後に山下圭三技術委員長は「静電気発生の仕組みや対策などについて知ることができ、勉強になった。印刷や加工など対策に講じるポイントは各社で異なると思うので、学んだことを見極め業務に生かしてほしい。今後のKOP.comで機械があれば、さらに静電気について取り上げてみたい」と締めた。

静電気除去装置製造のトリンク(浜松市西区)は、プラスチックなどに生じた静電気をイオンや風で除去する装置「アジャストホース ワイド トリンク」を発売した。ニ〇〇九年に発売した従来品と比べ、イオン放射器を二組に増やし、ヘッド部も三・五センチから〇・八センチに拡大。より効率的な除電が可能になった。 大量生成したイオンと、ホースを伝わって流れる風を使い、静電気やほこりなどの異物を除去する。異物を巻き上げない「無風除電」もできる。プラスチック製のホースは自由に向きを変えられる構造で、風を吹きつけると最長七メートル先まで除電ができるという。 静電気によって紙が重なったり、横ずれたりするトラブルがある印刷関連分野での利用を主に見込む。希望小売価格は税別十九万八千円。年間二百四十台の販売を目指す。

静電気除去機器メーカーのトリンク(浜松市西区、高柳真社長)は15日、従来のクリーンベンチの問題点と同社の独自技術を解説つる書籍「クリーンベンチ革命」を発刊する。 クリーンベンチは、対象物にほこりなどが付着して異物不良が発生しないように清浄度を管理した作業台。バイオや電子機器の分野などで活用される。世界標準の方式では、ビニールシートで囲われた作業台の中に作業者が入り、内部にフィルターでろ過した風を送り込むなどして清浄空間をつくっている。 ただ、高柳社長は分析の結果、この構造は作業者に付着したほこりが内部で滞留するため、完全に正常な空間をつくれていないという問題点を書籍の中で指摘している。作業域内で清浄な空気を循環させることで作業者との間にエアカーテンをつくり、作業域を常に清浄空間に保つことができる同社の技術を紹介している。 高柳社長は「ユーザーが常識を信じ切っている上、メーカーも知識がないことが問題。常識が変わり、異物不良が世界からなくれば」と話した。 A5判47ページ。5千部を用意し、希望者に配布する。問い合わせは同社<電053(401)1088>へ。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、ヘッドの向きを自由に変えられるアジャストホース付除電器の広幅タイプ「アジャストホースワイドトリンク=写真」を発売した。価格は19万8000円(消費税抜き)。印刷業界などへ、年間240台の販売を見込む。 印刷現場では、紙やプラスチックカードなどの印刷対象物(ワーク)が静電気を帯びやすく、搬送中にずれたり、くっついたりする問題が発生しているという。 同社は既存でアジャストホース付除電器があるが、新製品はヘッド部の幅を従来比2倍の108ミリメートルとし、除電効果を高めた。 異物を舞い上げない無風除電も可能。イオンの放出効率を高め、大型ワークや高速で移動するワークも除電できる。

静電気除去機器メーカ「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は1日、角度を自由に変えられるアジャストホースと広範囲に効果のある強力な除電器を組み合わせた「アジャストホース ワイドトリンク」を発売する。静電気を帯びやすい紙やプラスチックカードなどを扱う印刷関連分野での活用を見込む。 イオンや風を放出して対象物の静電気やほこりなどの異物を除去する仕組み。幅10.8センチのヘッド部分にイオン放射器を二つ設け、除電の威力向上や広域化を図った。最長で7メートル先の対象物を除電できる。無風での除電も可能。 印刷の前後などに使用する事で、紙が重なったり、横にずれたりと静電気によって起こるさまざまな問題の解消につながらう。ヘッド部分につながるアジャストホースは45.5センチで、長さを変えることもできる。 ポイント除電を行うイオン放射器が一つの既存商品「アジャストホース トリンク」を改良した。希望小売価格は19万8千円(税抜)。年間販売目標は240台。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、リチュウムイオン電池の部品などに使われるフィルムの異物除去方法をまとめた高柳社長の著書『フィルムクリーナ革命』を発刊した。見開きで従来の異物除去の問題点と高柳社長が提案する新しい除電方法を掲載。新旧を比較しやすくした。高柳社長(写真)は「異物問題の解決に向けた新たな気づきを提供したい」と強調した。 これまでの異物除電は圧縮空気を吹きつけて吸い上げる方法が一般的だが、除去率が低く導入コストが高かった。提案する方法では異物をフィルム上で水平移動させ、端の部分で吸引する。除去率を飛躍的に上げ、装置を従来より小型化することも可能という。 同書は、高柳社長が生産現場での静電気や異物対策についてまとめた5部作の第3巻。「忙しい人でもよいやすいように」(高柳社長)と、ページ数も42ページに抑えた。5000部を発行し、希望者に無償で提供するが、申し込みが必要。

静電気除去装置製造のトリンク(浜松市西区)は、フィルムに付いたほこりなどの異物を取り除く新技術を紹介する本「フィルムクリーナ革命」(A5判、四十二ページ)を発刊した。 フィルムは包装のほか、近年は液晶ディスプレイやリチュウムイオン電池などに用途が拡大。異物が付いていると製品の不良や発火の原因となるため、製造段階で取り除く必要がある。 本では圧宿した空気を吹き付けて異物を浮き上がらせる従来の方式では「フィルムに当たった空気は跳ね返らず、ほこりは取れない」と指摘。浩三を工夫した同社の装置では除去率90%超を実現したという。 著者の高柳社長は「啓発用の教科書として広く読んでもらいたい」と話す。非売品で五千部を製作。希望者に無料で提供する。問い合わせは同社=電053(401)1088=へ。

異物除去装置などの製造販売を手掛けるトリンク(浜松市西区)は10月1日、同社の独自技術を解説する書籍「フィルムクリーナ革命」を発刊する。従来の方式と比較し、原理を分かりやすく説明している。 同社は2016年、工業製品に使われるフィルムやシートの表裏両面に風を当て、ほこりなどの異物を両脇に吹き飛ばす独自発想の装置を製品化した。ロールでフィルムを動かし、片面ずつ風を当てて浮き上がらせた異物を吸い取る従来方式と比べ、除去能力が大きく向上したという。 フィルムを用いるリチュウムイオン電池の需要増などで、同社は装置の需要も伸びると見込む。高柳社長は「フィルムやシートに携わるメーカーやユーザーの問題解決につかがれば」と話している。 A5判、42ページ。5千部を用意し、希望者に無料で配布する。問い合わせは同社<電053(401)1088>へ。

【浜松】静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は、食品容器の異物を除去する装置「カップトリンク」(税別182万円)を発売した。食品メーカーが異物混入対策を強めていることに着目して開発した。年間120台の販売を目指す。 専用の治具に食品を入れる前の容器を重ねてセットすると、治具が回転して容器一つひとつに満遍なくエアーとイオンが吹き付けられ、異物や静電気が除去される。直径7~10センチメートルの食品容器に対応し、オプションで5~13センチメートルまで使用できる。材質や形状にもよるが、飲料用カップの場合で、一度に60個程を約15秒で処理できるという。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)はアイスクリームやカップ麺などの食品容器の異物を除去する装置「カップトリンク=写真」を20日に発売する。価格は182万円(消費税抜き)食品工場の異物混入対策として、国内外で年間120台の販売を見込む。 静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、アイスクリームやカップ麺などの容器に付いた細かな異物を除去する新製品「カップトリンク」を二十日に発売する。イオンを含む風を当ててほこりや静電気を取り除く仕組みで、厳重な衛生管理が求められる食品工場などで導入を見込む。 カップなどの容器を重ね合わせた状態でセットし、回転させながらホコリや静電気を除去する。 容器の対応直径は13センチメートル。一度に積層カップ約60枚をクリーニングできる。除電ユニットに超微細な異物を通過できる中空糸フィルターを採用し95%以上の異物除去率を達成した。 小型なデスクトップ型。扇形に設置したパネル状の送風ユニットと吸入ユニットで清浄空間をつくり、カップから払った異物の再付着を防ぐ。除塵作業はロボットで自動化した。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、アイスクリームやカップ麺などの容器に付いた細かな異物を除去する新製品「カップトリンク」を二十日に発売する。イオンを含む風を当ててほこりや静電気を取り除く仕組みで、厳重な衛生管理が求められる食品工場などで導入を見込む。
扇状に開いた六十三センチ四方の二枚のパネルの間に、重なった状態の空の容器を横向きに並べ、下から風を吹き付ける構造。容器を高速回転させることで隙間を作り、表面の異物を吹き飛ばす。風と同時にイオンも放出し、ほこりなどが付着する原因となる静電気の発生を抑える。 幅一・一メートルで一般的な作業机における。高柳真社長は「容器は重なった状態で流通するため、いかに異物を吐き出すかが技術的な課題だった。食品や容器を扱う業者が食の安全安心を守るのに役立ててほしい」と話した。希望小売価格は税抜き百八十二万円。年間百二十台の販売を目指す。

静電気除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は20日、超微細異物を取り除いたクリーンなエアとイオンを吹き付け、食品を充填(じゅうてん)する前の容器の異物を除去する機器「カップトリンク」を発売する。 食品メーカーからの要望を受け、食品工場での異物混入対策として開発した。容器を重ね合わせた状態で使用できる点が特徴。ホルダーにセットした容器に自動でクリーンなエアとイオンを吹き付け、回転と振動を利用して容器内外の異物と静電気を除去する。当初は最大直径13センチ、約60個のの容器に対応する。 異物や静電気を除去した「超清浄空間」をつくる扇形の機器「クリーンデスクトップトリンク」を併用することで、作業者に付着しているほこりや容器から吹払った異物が再び付着する”二次被害”の防止も図った。異物除去率は95%以上。 希望小売価格は税抜き182万円。年間販売目標は120台。
独にデモセンター 欧州初の営業拠点
静電気除去機器メーカー「トリンク」はこのほど、ドイツ・デュセルドルフに自社製品の能力を紹介するデモセンターを開設した。欧州での営業拠点開設は初めて。静電気対策への需要が高まる自動車業界を中心に販売強化を図る。静電気が引き寄せるほこりなどの異物は、精密機械製造や塗装などの現場では製品不良を引き起こす原因となる。エアやイオンを使って異物や静電気を除去する同社製品の技術を実演し、企業担当者に効果を示すことで新たな顧客開拓につなげる。静電気の基礎知識などを開設するセミナーも行う。 デモセンサーは海外に9カ所目。秋には米国・シカゴに北米発の営業拠点となるデモセンターを開設する予定。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、静電気を除去しながら微細なホコリなどを異物を取り除く除電器「クリーンエア スポットリンク」を8月1日に発売する。価格は12万2000円(消費税抜き)。微細な細胞を扱うバイオ関連分野などへ年間240代の販売を見込む。 中空フィルターを採用し、圧宿エア中の0.01マイクロメートル(マイクロは100万分の1)サイズの異物を99.99%濾過する。さらにイオンを放出する放電針とエアの吐出口を2系統に分ける独自技術により、除電しながらの高精度な除塵を実現して。 コンパクトな据え置きタイプでバイオ関連や高精細画像センサーを搭載する分析装置などに組み込める。

【静岡】静電気除去装置の製造販売を手掛けるトリンク(浜松市)は、プリンター受けの静電気除去装置「TAS-1262 PRTEV」を発売した。印刷の前後に紙の静電気を取り除き、印刷時に静電気でインクが狙い通りに飛ばない現象や、インクが乾く前にホコリなどが付着するのを防ぐ。掲示物向けに高精細な印刷をしたい印刷会社などに売り込み、年240台の販売を目指す。価格は税別43万8000円。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、ほこりなどの微細な異物を取り除く設置型の新製品「クリーンエア スポットリンク」を八月一日に発売する。 昨年発売した携帯型の「クリーンエア ガントリンクを小型・軽量化し、製造設備や分析装置に組み込めるようにした。 静電気を中和するイオンを無風で放出すると同時に、中空になった糸を集めたフィルターで0.01マイクロメートル程度の細かな異物を99.99%ろ過したきれいな空気を吹き付ける。 携帯型の発売後、細胞を扱うバイオやセンサーの分野の企業から設置型の相談が多く寄せられたため開発した。設置型の希望価格は税抜き十二万二千円。年間二百四十台の販売を計画している。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、静電気を中和してプリンターの印刷不良を防ぐ除電装置「プリンター環境トリンク=写真」を発売する。価格は43万8000円(消費税抜き)。高精細なインクジェットプリンターを使う印刷業者やオフィス向けに年間240台の販売を見込む。 直撃モードと環境モードを設定した。直撃モードは300ミリメートル以内の近距離からイオンを放射し、用紙や印刷済み用紙の静電気を除去する。環境モードは有効範囲が広く対象物から1500ミリメートル以内に置いて用紙など使用使用資材の前処理に使う。キャスター付で移動可能。 インクジェットプリンターは繊細なインク滴が空中を飛ぶため、静電気の影響を受けやすい。 同社もプリンター内臓タイプの除電器をラインアップするが、より高精細な印刷を求めるユーザー向けに同装置を開発した。

静電気除去機器メーカーのトリンク(浜松市西区、高柳真社長)は7月17日、大型インクジェットプリンター用の除電装置「プリンター環境トリンク」を発売する。イオンを放出して用紙やインク滴の静電気を除去することで、高精度の印刷ができるようになる。 インクジェットプリンターは用紙やインク滴の静電気が互いに吸引・反発するために、微小なインク滴の軌道が狂い、印刷品質を劣化させることが問題になっている。 このため、イオンを発生させる棒状(幅181センチ)のイオンバーをプリンターの給紙部分に近づけ、無風でイオンを放出して用紙表面や周辺空間の静電気を除去する。印刷済み用紙の静電気も除去し、インクが乾く前の異物付着も防ぐ。 高さは135センチまで調節が可能。価格は43万8千円(税抜き)。年間販売目標は240台。

【浜松】工業向け静電気除去装置を手掛けるTRINC(トリンク、本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3411)はこのほど、浜松市内に研究所を建設すると発表した。投資額は3億円。2019年6月に完成させる。現在は本社で研究開発を行っているが、研究開発専用の拠点を設けて製品開発を加速させる狙い。 新研究所は、同市西区神原町に建設する。敷地面積は約5300平方メートルで、すでに取得した。建屋は平屋で床面積は約970平方メートル。今後、自供拡大に伴い建屋を拡張する方針だ。 研究所には、製品の実演スペースやセミナー室も設け、顧客に対して静電気除去装置の仕組みや利点を訴求できるようにする。さらに顧客向けに静電気除去相談場所をつくり、静電気が引き起こす品質不良への改善の取り組みなどを提案する。

【浜松】静電気除去装置を手掛けるトリンク(浜松市)は、浜松市内に新技術や新製品開発に取り組む「トリンク研究所」を建設する。本社の研究所が手狭になったことから約3億円を投じて今秋に着工し、2019年6月の完成を目指す。5289平方メートルの敷地に第1期工事として、平屋建てで延べ床面積975平方メートルの建屋を建設する。 新研究所が稼働した後も、本社研究所は存続させる。新研究所は来訪者に製品を紹介するデモセンター、静電気博物館、静電気除去技術の講義をするセミナー室なども設ける。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳社長、053・482.3411)は、2019年6月に浜松市西区に研究拠点(イメージ)を新設する。主力の除電器の新技術、新製品開発を強化するのが狙い。 実際に除電効果を体感できるデモセンターや、静電気の原理や歴史を紹介する「静電気博物館」も併設する。投資額は約3億円。 全体約5300平方メートルの内約3000平方メートルの土地を先行取得し、平屋建て延べ床面積約1000平方メートルの研究所棟を建設する。 同社の除電器はイオンを放出して、製品不良の原因となる静電気やホコリを除去する。自動車や電機・電子関連業界で採用が拡大しており、開発機能がある本社が手狭になっていた。 新拠点は開発『機能のほか、静電気屋異物に関する国内外からの相談に対応するデモセンターやセミナー室を設ける。 また博物館にはバンデグラフ起電機やイオンエンジンなど静電気に関連する新旧約30点を展示。研究棟周囲には広大なビオトープ(生物生息空間)を造成する。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、新たな研究開発拠点となる「トリンク研究所」を西区神原町に設ける。製品開発を強化するほか、取引先に製品を紹介するデモセンターやセミナー室も備える計画で、今秋に着工、来年六月の完成を目指す。 西区大久保町の本社内の研究スペースが手狭になったため新設を決めた。約五千三百平方メートルの土地を購入し、鉄筋平屋の研究棟(約九百七十平方メートル)を建設する。残りの敷地に試作場も設ける。総事業費は約三億円を見込む。 中区富塚町にある浜松デモセンターの機能は研究所に移す。敷地にはコナラなどの落葉広葉樹を植え、池も設けてビオトープ(生物の生息空間)をつくり、従業員が散策して気分転換できるようにする。高柳社長は「新製品の構想は多くあるが、本社では実験や試作するスペースが足りない。研究所を整備してスムーズに製品開発を進めたい」と話した。

静電気除去装置を手掛けるトリンク(浜松市)は、浜松市内に新技術や新製品開発に取り組むための「トリンク研究所」(完成予定図)を建設する。事業拡大に伴い本社の研究所が手狭になったことから、約3億円を投じて今秋に着工し、2019年6月の完成を目指す。 5289平方メートルの敷地に第1期工事として、平屋建てで延べ床面積975平方メートルの建屋を建設する。新研究所が稼働した後も、本社研究所は存続させる。 新研究所は来訪者に製品を紹介するデモセンター、静電気の博物館、静電気除去技術の講義をするセミナー室なども設ける。周囲には研究所や来訪者が散策できる小道を備えたビオトープも造成する予定だ。

静電気・異物除去装置機メーカーのトリンク(浜松市西区大久保、高柳真社長)は同区神原町に2カ所目の研究施設「トリンク研究所」を建設する。今秋着工し、2019年6月の完成予定。事業費は約3億円。 事業拡大に伴い、現在の本社研究所が手狭になったため。敷地は5290平方メートル。建物は鉄骨平屋建ての975平方メートルで、来訪者に同社製品を紹介するデモセンター、静電気除去技術などを学ぶことができるセミナー室、静電気の歴史を伝える博物館も設ける。 施設のシンボルとして、独自の新商品開発を続けてきた高柳社長が、生産過程で生じる問題の解決に向けて来訪者の相談に乗る。”駆け込み寺”的な部屋「十理無空寺(とりんくじ)」を開設する。 周囲にビオトープを造成し、散策できるようにする。敷地内に製品の試作工場も建設する予定。高柳社長は「取り組みたいテーマは沢山あったが、スペースが足りなかった。今後はスムーズに新製品開発を進めていきたい」と話した。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、製造現場で静電気を除去する除電器に対する現場の困り事や不満をまとめた書籍「イオナイザ(除電器)白書」を発刊した。250件にのぼるユーザーの声を集めた。営業担当者や販売店が営業ツールとして活用するほか、希望者には内容確認のうえ無償提供する。 除電器は製造現場で不良の原因となる静電気やホコリを除去するが、故障や感電などの問題が現場から出ているという。書籍は高柳社長(写真)自身や営業担当者がユーザーから聞いた情報を中心に現場の不満を「ワースト10」「多い順」「分野別」の3部構成でまとめた。 A5判113ページで1000部を発行。高柳社長は「現場の生の姿を伝えることで、除電器が原因の現場の失敗を減らしたい」としている。


このたび叙勲の栄に浴し、身に余る光栄に存じます。静電気とクリーンという基礎分野において、常識の根本的な過ちを発見し社会啓もう活動に身を投じて参りましたが、15年の歳月を経てようやく社会に正しい常識として根付いてきました。これは万国共通の問題であり日本発の標準として広く世界を啓もうして参る所存です。これまで皆様のご支援に厚く御礼申し上げますとともに引き続きご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。

製造業で不良品につながるホコリなどの異物をイオンで除去する新技術を提案し、本を出版するなどして啓発にも努めました。顧客の悩みに耳を傾け、少しでも産業振興に貢献できたと自負しています。叙勲の受賞は大きな喜びであり、自身にもなります。社会の裏方として、問題を抱え悩む人を応援する―。社の憲章を胸に、今後も皆さんの困り事を解決していきます。


中堅・中小企業にも勢いがある。イオンを使った独自の除電技術で、事業を拡大するのはTRINC(浜松市西区)。ベンチャーとして出発したが、今では大手自動車メーカーや電機メーカーが不良対策を相談するほど、ブランドが浸透した。 高柳真社長は「百聞は一見に如かず」と、国内外でデモセンターの解説を進める。主要製品を展示し、実際に除電効果を体験できる。これまで国内のほか中国や東南アジアで展開してきたが、北米初の拠点をメキシコに決定。現在12拠点を18年度中に20拠点まで増やす方針だ。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482.3411)は、カメラレンズの交換時のホコリ付着を防ぐ装置「カメラレンズ交換トリンク」を10日発売する。同社は製造現場向けの除電器が主力で、個人向けの商品は初めて。価格は15万5000円(消費税抜き)。顧客への直接販売により、プロカメラマンなどに年間240台の販売を見込む。 新製品はカメラの三脚取り付け穴に設置する。静電気がホコリをひきつけるため、イオンを放出して、カメラの静電気を除去。同時にホコリの静電気を取り除いて90%以上の防塵率を達成する。主力の除電器の技術を応用し、小型化した。 ミラーレスカメラが普及する中、画像センサーのホコリの付着が課題となっている。従来は画像センサーを振動させ、付着したホコリをふり払う方式が主流だが、十分にホコリを減少させるのが難しかった。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、デジタルカメラのレンズ交換時に画像センサーにほこりが付着するのを防ぐ「カメラレンズ交換トリンク」十日に発売する。 カメラメーカーが内部の鏡をなくして小型化した「ミラーレス一眼」の機種を増やす中、センサーに付いたほこりで撮影した画像が台無しになる危険を減らしたいカメラマンらのニーズが高まるとみて開発した。 箱型の装置をカメラの下に固定して起動すると、装置から静電気を中和するイオンが放出され、カメラ本体や周辺のほこりの静電気を除去し、カメラ内部にはほこりが入るのを防ぐ。高柳真社長は「ミラーレス一眼は画像センサーがむき出しになっているため、ほこり対策が重要になる。一瞬に懸けるプロカメラマンたちの真剣勝負を応援したい」と話した。 電池駆動式で、メーカー希望小売価格は十五万五千円(税別)。国内で年間二百四十台の販売を目指す。

静電気除電器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は10日、カメラレンズ交換トリンクを発売する。 イオンと微風をカメラに噴射する事で、ほこりを引き付ける原因の静電気を除去し、レンズを外した際、カメラ本体内の画像センサーに付着しないようにする。従来はカメラ内蔵の画像センサーを振動させる機能などで振り払っていたが、振動によって新たな静電気が発生し取り除けていなかった。 同社の計測によると、振動機能のほこり除去率が8%だったのに対し、同装置では92%に上ったという。サイズは縦9.64センチ、横7.9センチ、高さ7.49センチ。レンズを外すと画像センサーがむき出しになるミラーレスカメラをはじめ、一眼レフカメラに対応する。 生産工程で使用する装置を扱ってきた同社が消費者向け商品を販売するのは初めて。価格は税抜き15万5千円。年間販売目標は240台。同社ホームページで販売する。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、4月をめどに、メキシコに主力製品の除電器の効果を体験できるデモセンターを開設する。自動車や電機関連など、ユーザーが集積する中国や東南アジアにはすでに複数の拠点があるが北米では初。現在の12拠点を2018年中に20拠点まで増やす方針だ。 メキシコのデモセンターは日系企業が多く進出するグアナファト州を予定。除電器などの製品を展示し、一部は実際に静電気やホコリを除去する様子を確認したり、従来方法と比較したりできる。 日計の自動車や電機・電子関連メーカーのほか、現地企業からも引き合いが強まっているのに対応。「製造現場の異物対策を提案し、拡販につなげたい」(高柳社長)とする。 同社はデモセンターの設置を急ピッチで進める。国内主要都市のほか、中国の上海市や深セン市、東南アジアではタイとインドネシア(写真)、マレーシアにすでに開設し、3月中にベトナムにも予定する。

静電気対策装置メーカーのトリンク(浜松市西区)はガラスパネルに保護用の「フィルム貼り付けトリンク」を開発し、二十日に発売する。液晶パネルの製造工場などでの利用を見込む。 それぞれプラス、マイナスの電荷を帯びたイオンを放出する二本のバーの間にフィルムを載せたガラスパネルを通すと、ガラス面が帯電してフィルムが密着する仕組み。液晶パネルなどの製造ラインに装置を組み込み、パネルの表面に傷や汚れが付くのを防ぐ。 高柳真社長は「他社の製品より電圧を低くし、漏電や帯電が起きないようにした」と工夫を話した。 ガラスの幅(二十八センチ~二・八メートル)に応じて六タイプを用意し、希望小売価格(税別)は十六万~五十七万八千円。年間百二十台の販売を目指す。

工業向けの静電気除去装置を手掛けるTRINC(トリンク、本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3411)は、製品の実演を行う拠点「デモセンター」を拡充する。現在、国内外12ヵ所で運営しており、2018年中に20カ所まで増やす。顧客に静電気除去装置の性能を体験してもらい、今後の受注拡大につなげる。
同社の静電気除去装置は、トヨタ自動車の工場をはじめ幅広い企業で採用されている。静電気により空気中にほこりが舞うのを抑える役割を担っている。自動車の塗装工程や内外装部品の組立工程などで使われ、製品にほこりが付着するのを防いで品質向上に貢献している。 デモセンターは16年に初めて開設。国内外で段階的に増やしてきた。直近では今年1月にマレーシア・クアラルンプール、2月にインドネシア・ジャカルタに開設した。国内では浜松市や名古屋市など6カ所、海外では中国やタイなど6カ所で同センターを構えている。 今後、埼玉県や長野県、石川県などを有力候補地として新たな進出先を検討している。今年中に10カ所体制を整える。 海外では3月下旬にベトナムで、4月にメキシコでセンターを設ける。さらに米国、ドイツにも進出する。予定だ。海外販売は、代理店を通じて行っている。代理店がせんたーに顧客を招き、製品の性能を試す場として活用してもらう。 高柳社長は「顧客に静電気除去の仕組みを理解してもらうには、実際の体験が最も重要になる」と強調。今後もデモセンターの拡充を軸に製品の販売を増やしたい考えだ。

静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は20日、「フィルム貼り付けトリンク」を発売する。 静電気の力を使ってガラスパネルに保護フィルムを貼り付ける。一般的なフィルム貼り付け機の3分の1程度の電圧で利用できるため、漏電や感電といった事故のリスクやオゾン発生による周囲の機械や治工具のサビを抑えられる。 ガラス板フィルムが乗った状態でフィルム貼り付けトリンクを通ると、上からプラスの電荷を帯びたイオン、下からマイナスイオンの電荷を帯びたイオンが放出されて静電気の力でフィルムがガラスに貼り付く仕組み。画面用のガラスパネルの出荷時や工程間移動の際の汚れやキズを防ぐための保護フィルムの貼り付けといった用途を想定している。 価格は貼り付けられるフィルムの幅が28センチメートルまでの「TAS-605 FAS-280」が税別16万円。最も幅の広い280センチメートルまでに対応した「同 FAS-28000」が同57万8000円。年間で120台の販売を目指す。

静電気除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)はこのほど、イオンを利用した低電圧のフィルム貼り付け機を開発した。他社製品と違う構造にして低電圧とすることで、異臭や機器のサビの原因となるオゾンの発生を抑え、漏電や感電事故の防止も図った。 イオンを発生させて対象物の静電気を除去する同社の技術を転用した。ガラスパネルや液晶パネルなどに保護用フィルムを貼り付ける際などに活用する。 他社製品はイオンを放出するバーが1本だけのモデルが多いが、同社は上下2本とし、電圧を他社製品の3分の1程度の6千ボルトに抑えた。パネルとフィルムが2本のバーの間を通る際、上からプラス、下からマイナスのイオンをそれぞれ放出し、イオンが引きつけ合う力を利用してフィルムを貼り付ける。 機器はフィルム幅に応じて28~280センチの6種。価格は16万~57万8千円。年間販売目標は120台。20日から販売する。

【浜松】静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は1日、静電気やホコリなどの異物を取り除く「防爆認定ガントリンク TAS-23 GL-EPA」(税別価格74万円)を発売した。ガントリンクを物体に向けて引き金を引くと、イオンと風が放出されてホコリや静電気を除去できる。 通常の静電気除去装置は、電導性インクが霧状に舞う空間などで使う場合、インクがイオンの放射用の穴に入り込んでショートし、火災につながる恐れがあった。新製品は従来型に比べて静電気を除去するイオンの放射用の穴を細かくし、インク霧などが入り込まないようにした。 自動車などで塵(ちり)やホコリがついたまま塗装すると、うまく塗装ができず不良につながってしまう。ガントリンクを使えば異物を効率良く除去できるとPRして、国内外の自動車メーカーなどに売り込む。年間で240台の販売を目指す。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が自動車の塗装工場で静電気や車体に付いたほこりを取り除くのに役立つ携帯型装置「防爆認定ガントリンク」を二月一日に発売する。 塗装工場や可燃性のインキを扱う印刷工場では、静電気による爆発や火災を防ぐ対策が求められる。発売する装置は、国内基準「防爆認定」を受けた従来型を改良し、より厳しい国際規格に適合させた。 装置は片手で持つことができる。「ガンタイプ」で、レバーを引くと静電気を中和するイオンと空気を放出する仕組み。防爆対策としてイオンを出す一個当たりの穴の大きさを従来の約5分の1(直径0.9ミリ)にして塗料などが装置内に入るのを防いで安全性を高めた。 税別価格は専用の制御装置とセットで七十四万円で、年間の販売目標は二百四十台。防爆認定シリーズの製品として棒状の「バートリンク」と、バートリンク四本を組み合わせた「空間トリンク」も昨年から販売している。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、工場火災を防ぐ防爆認定の国際規格に対応した除電器「防爆認定ガントリンク=写真」を2月1日に発売する。価格は74万円(消費税抜き)。自動車や樹脂部品の塗装向けに年間240台の販売を見込む。 塗装現場では、霧状に舞う塗料の粉体が除電器内に入り込み火災になるケースがあるという。新製品は前モデルで直径5ミリメートルであったイオン放出用の穴を同0.9ミリメートルに小さくし、多数あけることで安全性を高めた。粉体の侵入を防ぎながら、同等の除電能力を確保している。 同社の防爆認定製品は、2017年に発売した「防爆認定バートリンク」と「同空間トリンク」に今回のガンタイプが加わり3製品の展開になる。 「危険な可燃性雰囲気中でほとんどの静電気問題に対応できるようになる」(高柳社長)とし、シリーズで同1500台の販売を見込む。

静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は2月1日、静電気やホコリなどの異物を取り除く「防爆ガントリンク TAS-23 GL-EPA」(税別価格74万円)を発売する。ガントリンクを本体に向けて引き金を引くと、イオンと風が放出されてホコリや静電気を除去できる。 通常の静電気除去装置は、電導性のインクが霧状に舞う空間などで使う場合、インクがイオンの放射用の穴に入り込んでショートし、火災につながる恐れがあった。新製品は従来型に比べて静電気を除去するイオンの放出用の穴を細かくし、インク霧などが入り込まないようにした。 自動車などで塵(ちり)やホコリがついたまま塗装すると、うまく塗装ができず不良につながってしまう。ガントリンクを使えば異物を効率良く除去できるとPRして、国内外の自動車メーカーなどに売り込む。年間で240台の販売を目指す。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳社長、053・482・3411)は、パイプや部品の密封に使うOリングに付着した異物を除去する装置「Oリングトリンク=写真」を開発、25日に発売する。静電気を除去しながら、付着異物を約90%除去する。価格は169万円(消費税抜き)。自動車部品や機械業界むけに国内外で年間120台の販売を見込む。 Oリングに異物が付着すると中を通る液体や気体の漏れの原因となる。しかし、材質がゴムで表面にオイルが塗ってあることから異物が付着しやすく、手間がかかっていた。 Oリングトリンクは扇形に設置したパネル状の送風ユニットと吸入ユニット、除塵ユニットなどで構成。送風・吸入ユニットで清浄空間をつくり、シャフトに通したOリングに除塵ユニットでエアとイオンを吹き付ける。除塵作業はロボットで自動化。強力なイオンブローにより除塵率90%を達成した。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、管状の部品の接続に用いるゴムの輪「O(オー)リング」に付着した異物を自動で除去できる新装置を二十五日に発売する。イオンを含む風を当てることで、ほこりや静電気を取り除ける。 Oリングは、例えば管状の部品同士を接続する場合、差し込む側の溝にはめ込んでおくことで、二つの部品を密着させる役割がある。リングに異物が付着しているとうまく密着せず、液体や気体の漏れを引き起こしやすい弱点がある。いったん付着した異物を手作業で取り除くのは、内径が小さいほど手間もかかる。 装置は、ついたてのように扇状に展開した六十センチ四方のパネル二枚の間に、斜め下から風を吹き付ける機器を設けた構造。横向きのシャフトに大量のリングを通して風を吹き付けるとともに、回転や振動を加えて異物を取り除く。さらに舞い上がった異物がリングに再び付着したり飛散したりしないように、片方のパネルから出た風を、もう一方のパネルが吸込んで異物を回収する。 製品名は「Oリング トリンク」。対応できるリングは内径二 ― 十センチで、二十秒でおよそ二百個が処理できるという。価格は百六十九万円(税抜き)で、販売目標は年間百二十台。

静電気除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区)はこのほど、部品接合部に使用する円形状のゴム系部品「Oリング」に付着した異物を除去する機器「Oリング トリンク」を発表した。25日に発売する。 Oリングは部品を接続する際、組み合わせた部品同士を密着させるため、輪を内側にの部品の溝に付けて使用する。ガス栓とホースをつなぐ際にも使用され、異物が付着していると、完全に密着できず、部品内を流れるガスや液体が漏れる危険性がある。ただ、Oリングは材質がゴム系で、表面にオイルを塗ってあるため、異物が付着しやすいなどの難点があった。 開発した機器は、扇型に接続した60センチ四方パネルの「送風ユニット」と「吸入ユニット」、風を吹き付ける「クリーニングユニット」などで構成する。送風・吸入の両ユニット間で清浄な空気とイオンを循環させて異物と静電気のない清浄空間をつくった上で、シャフトに通したOリングにクリーニングユニットから清浄な空気とイオンをさらに吹き付け、回転と振動を利用して異物を除去する。 内径2~10センチのOリングに対応でき、10秒で約100個の異物除去が可能。従来は手作業で行っていたが、ロボットによる自動作業ができる。 希望小売価格は税抜169万円。年間販売目標120台。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、液晶パネルなどの製造現場で不良品の原因となる静電気を検知する静電位テスターを、最大で105個管理できるシステム「多点静電モニタートリンク」を開発し、販売を始めた。 静電位テスターは、製造ラインに組み込む固定型。複数を専用コントローラとパソコンに接続すれば離れた場所でも一括して自動監視が可能になる。 人が感じないほど微弱な100ボルトから測定でき、利用者が設定した値の電圧を検知すると異常を知らせる。 静電気はホコリなどの異物を付着させ、液晶パネル、塗装用の自動車部品、半導体などの不良品や破壊につながる。製造現場では静電気除去装置のイオナイザーを作動させるのが一般的だが、故障した場合も想定した静電気の発生を監視する必要がある。同社によると近年は大型テレビの普及で製造するフラットパネルディスプレイーも大きくなり、一度に数カ所の静電気をチェックする装置が求められているという。 検知する距離が5センチの近距離用テスター1個、コントローラ、パソコン用ソフトセットが17万8千円(税別)。遠距離用(20センチ)テスターのセットは19万2千円(同)。テスターはオプションで個別販売する。

【浜松】静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は、遠隔地から静電気の発生を自動監視できる「多点静電モニタートリンク」を発売した。半導体や液晶パネルの製造過程での異物混入などの不良品につながる静電気の発生や除電器の効力を、複数個所同時にリアルタイムで測定できる。 測定器ごとに一定の規模の静電気が 検出された場合は異常信号を出すといった機能も設けた。最大105ヵ所の静電気を同時に監視できるため、静電気のテスターを持って測定のために巡回するなどの手間を省ける。 対象物から5センチメートル離して測定できるセンサーが1台が付属したシステム「MPSMT―001」が税別17万8000円で、20センチメートル離して測定きるセンサー1台が付属した「同―002」が同19万2000円。年間に120システムの販売を目指す。 センサーを追加購入すれば複数個所の同時監視に対応できる。

静電気除去装置を製造販売するトリンク(浜松市)は6日、遠隔地から静電気の発生を自動監視できる「多点静電モニタートリンク」を発売する。半導体や液晶パネルの製造過程での異物混入などの不良品につながる静電気の発生や除電器の効力を、複数個所同時にリアルタイムで測定できる。 測定器ごとに一定の規模の静電気が検出された場合は異常信号を出すといった機能も設けた。最大105カ所の静電気を同時に監視できるため、静電気のテスターを持って測定のための巡回するなどの手間を省ける。 対象物から5センチメートル離して測定できるセンサー1台が付属したシステム「MPSMT-001」が税別17万8000円で、20センチメートル離して測定できるセンサー1台が付属した「同―002」が同19万8000円。年間に120システムの販売を目指す。センサーを追加購入すれば複数個所の同時監視に対応できる。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、ガラス基板や半導体ウエハーに帯電した静電気を検出し、許容範囲かどうか判定・監視するシステム「多点静電モニタートリンク MPSMT-001=写真」と「同002」の2種類を6日に発売する。価格は001の基本セットが17万8000円(消費税抜き)から。2機種合計の年間販売目標は120セット。 システムは静電気測定部の静電位テスター、パソコンとテスターをつなぐコントローラー、専用ソフトウエアで構成する。コントローラーとテスターを増設することで、1台パソコンで最大105カ所の静電気を同時に検出できる。大型化が進むフラット・パネル・ディスプレー(FPD)や半導体ウエハなどの製造工程にも対応する。 測定対象物までの距離は001が50ミリメートル、002が200ミリメートル。自動監視や遠隔監視も可能。

TRINC(浜松市西区、高柳社長、053・482・3411)は工場などの火災の原因となる静電気の知識とその除電方法について全国の消防関係者に伝える活動を始めた。静電気による火災、爆発事故発生の実態や対策方法を解説する講習会を年に4回ほどのペースで実施する方針だ。除電器メーカーの社会貢献として施設の安全性を検査する消防関係者に静電気の知見とリスクを周智する。 富山高岡市の戸出消防署で「静電気防止対策講習会」を実施した。高柳社長が講師となり、消防関係者約40人に静電気が起きる原因からその特性、火災や爆発といったトラブル、加湿などの除電方法を紹介した。 工場などで製品への異物付着を防ぐために使われている除電器自体が原因で火災が起きている実態も明かし、除電器の漏電対策や防爆認定の重要性を強調。防爆認定された自社製品のデモンストレーションも行った。 消防関係者向けの講習会は愛知県安城市の消防署や防災危険物安全協会からの依頼に続き2回目。高柳社長は「これは世直しのつもり。静電気の問題をぜひ消防関係者に説明させて頂きたい」と全国で周知活動を推進する考え。(富山)

―国内外の景気状況をどうとらえていますか?
「景気は横ばい。主要産業の自動車や電機関連は堅調に推移している。当社の除電器について言えば8月逝くに、受注が増えてきた。2017年は竜頭蛇尾ならぬ”蛇頭竜尾”で、後半に売り上げが伸びそうだ。液晶や自動車関連、ロボット化など自動化関連の需要が旺盛。地域別では日本と中国が好調だ」
―世界的に自動車の電動化の流れが顕著になっています。ビジネスに影響しそうですか。
「自動車産業は大きな転換期を迎えている。電気自動車(EV)になれば、ガソリンエンジン車と比べ部品点数が大幅に減る。顧客である製造業がシュリンクするのは心配だが、車載用燃料電池やリチュウムイオン電池に使われるフィルムの製造にも除電器は使われている。時代に合った提案をしていく」
―世界的に自動車の電動化の流れが顕著になっています。ビジネスに影響しそうですか。
「自動車産業は大きな転換期を迎えている。電気自動車(EV)になれば、ガソリンエンジン車と比べ部品点数が大幅に減る。顧客である製造業がシュリンクするのは心配だが、車載用燃料電池やリチュウムイオン電池に使われるフィルムの製造にも除電器は使われている。時代に合った提案をしていく」
―時代の変化や景気の波にどう対応すればいいでしょうか。
「当社は工場を持たないファブレス企業で、必要以上の土地や従業員を持たない。この”持たなざる経営”でリスクを回避し、景気変動の波を乗り越えてきた。モノづくりの蓄積が重要な製品もあるが、当社の除電器は顧客の困り後とを解決するアイディアが生命。基本原理とニーズにこたえる企画力、設計が肝となる」
―政府の経済政策への要望は。
「補助金にあまり期待しておらず、政府も有効活用できていない印象。ベンチャー支援は広く浅くではなく有望な案件、経営者に集中投資すべきだ。ただ、私は技術者で以前は広報活動に疎かった。経産省の人たちから広報戦略のアドバイスをもらったことは、事業拡大の追い風になった」
―中小企業へのメッセージを。
「技術が命。特許は中小企業の技術を守ってくれる。日本人のスケールがちいさくなっているのではないか。もっと野心を持って冒険する人が増えれば日本のモノづくりはもっと元気になる」(浜松編集委員・田中弥生)

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、自動車のヘッドランプや二輪車やマフラーなどの大型部品に付いたほこりを取る装置「ブローゾーントリンク」を発売した。 びょうぶのように開いた装置の間にヘッドランプなどの部品を置き、装置の片側から風を吹き付けてほこりを飛ばし、もう一方の面で吸込んで回収する。風とともに静電気を中和するイオンを放出し、部品の静電気を取り除いてほこりなどの異物が付きにくいようにする。 自動車部品工場などで生産した製品を包装する前に使うことで、きれいな状態で出荷するのに役立つ。希望小売価格は二百五十五万円(税別)で、年間三十台の販売を目指す。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、エアブローで払ったホコリを回収し、清浄な環境で作業できる除電装置「ブローゾーン トリンク=写真」を28日に発売する。価格は255万円(消費税抜き)。自動車や機械関連など比較的大きな部品を扱う製造業向けに、年間30台の販売を見込む。送風ユニットと吸入ユニットを扇形に配置した。送風ユニットの除電器でホコリと静電気を同時に除去しながら、エアブローで吹き飛ばしたホコリを吸入ユニットで回収する。 従来はエアブローをしても作業者や外部のホコリが装置内に入り、再付着するのが課題だった。同装置は作業者の周囲に空気の流れで壁を作り、外部のホコリが入り込みにくい。 同社の既存製品の簡易型エアシャワー「ルームレスエアシャワー」との併用による本格的なエアシャワーとしても提案していく。

静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市)は製品や部品などについたホコリを空気で払うエアブローの新製品「TAS-628 BZT」(税別255万円)を28日発売する。空気で飛ばしたホコリを吸い取り、再び付着しないようにする。主に製造業の工場向けに、年間30台の販売を目指す。 一般的なエアブローでは空気でホコリを飛ばしても、舞い上がったホコリがまた吸着してしまうことがあった。新製品は飛ばしたホコリを吸い取って回収するほか、イオンを放出して静電気取り除く装置も付け、効率よくホコリや異物を除去できるという。 半導体や医療機器などの精密機器の製造現場では、不良品につながるホコリや異物混入への対応が必要になっている。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、工場内の静電気を除去する棒状の装置バートリンクの新型「流線形バートリンク」を発売した。装置の断面を流線形にして除電性能を高めた。 カメラなどの光学機器や半導体、医療品などの製造現場では、製品のほこりが付いて不良品が出るのを防ぐため、静電気を取り除く対策が求められる。 バートリンクは作業部屋の天井に取り付け、静電気を中和するイオンを空間に放出する。断面が角形だった従来品に比べ、ラグビーボールのような流線形にたことで周囲の空気抵抗を抑えられるようになり、効率よく室内の静電気を除去できるようにした。 長さは二十五~九十五センチの四種類。価格は十万四千円(税別)から。年間六百台の販売を目指す。 高柳真社長は「バーは細身に設計しているため、狭い場所にも設置できる。複数を並べて使えば、より広範囲で除電する事ができる」と話している。

TRINC(浜松市西区、高柳真、053・482・3411)は、イオンの放出方向を制御できる除電器の新製品「流線形バートリンク」を10日に発売する。 除電バーの断面形状を流線形にしたことで、異物不良の原因となる下流の渦(カルマン渦)を防ぐ。価格は10万4000円(消費税抜き)から15万円(同)。年間600台の販売を見込む。 従来は角形や楕円(だえん)形が多いイオンバーの断面形状を流線形とした。これにより、ホコリを巻き込むカルマン渦の発生を防ぐ。複数の除電器を並べて風向きを収束したり、分散させたりするなど、用途による使い分けが可能。イオンの濃度や領域、方向も自由に制御できる。エアコンのルーバーの羽根板などに組み込んでイオンを放出する使い方も提案する。

静電気除去器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)はこのほど、ほこりなどの異物を完全に隔離した「クリーン環境」を作り出して生産現場などで異物不良を防ぐ除電バー「流線形バートリンク」を開発した。10日に発売する。異物の原因となっていた空気中の渦の発生を抑えるため、バーの断面を流線形にしたほか、静電気除去のためのイオンを無風で放出する同社独自技術の「無風除電」の機能を取り入れた。 従来の除電バーは断面積が角形や楕円(だえん)だったり、イオンをエアで噴射したりしていたため、空気中に異物を滞留させる渦が発生し、完全なクリーンな環境をつくりだせていなかった。同社の新商品は「渦が一切、起きないため、クリーン環境を維持できる」(高柳社長)という。また、イオン放射を自由に制御できるため、高濃度イオンをつくったり、広域に拡散させてり、対象物を狙い撃ちしたりすることができる。ルーバーの羽根としても活用できる。 長さは30~100センチの4種類。価格は10万4千円~15万円。販売目標は年間600台。


―今後、高柳社長の技能や経営哲学をどう伝えていきますか。
静電気除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は静電気を除去しながら「完全にクリーンなエア」(同社)で異物を吹き飛ばす除電ガン「クリーンエアガントリンク」を開発した。 生産工場などで部品や製品に付着した異物を除去する際、エアを噴射するエアガンや、イオンを発生させて静電気を除去する機能も備えた除電ガンを活用している。エアはフィルターでろ過してクリーン度を上げているが、従来型はガン内部から出た異物などを取り除くことができず、イオンも一緒に除去してしまっていた。 今回開発したガンは、エアを噴射する最終段階でフィルターによるろ過を行い、無風でイオンが出てくる設計にしたため、静電気除去機能も有したまま、ガン内部の異物を全て除去し、「完全なクリーンなエア」を噴射できる。フィルターには中空糸膜を使用した。24日に発売する。 希望小売価格は18万6千円(税抜き)。販売目標は年間240台。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、片手で操作できる携帯型装置の新型「クリーンエア ガントリンク」を二十四日に発売する。対象物にかざして静電気とホコリを取り除くことができる。 クリップを握ると、静電気を中和するイオンを無風で放出して対象物の静電気を取り除くと同時に、空気を吹き付けて対象物に付いたホコリを飛ばす。 従来は使用を続けるうちに装置内にたまった糸くずを吹き付けてしまう事があったが、放出口に異物をろ過するフィルターを取り付けた。 細かなホコリを除去する必要があるレンズなどの光学機器や半導体、化学メーカーなどへの販売を想定。 価格は十八万六千円(税別)で年間二百四十台の販売を目指す。

【豊川】東三河広域経済連合会は4日、豊川市豊川町辺通の豊川商工会議所で、東三河産業アカデミーの人材育成セミナー「東三河経営塾」を開催した。講師に静電気・ほこり対策機器を開発・製造するTRINC(トリンク、本社浜松市西区)の高柳真社長を招き、営業戦略や経営哲学などを語った。 高柳社長は、大手メーカーや中堅メーカーを経て独立。当初は製品開発を受託していたが、除電器と出会い、経営の方向性を転換させた。 イオンの相互作用を利用して静電気とほこりを除去する装置を開発し、製造業の不良品の減少に貢献することで、開発メーカーとしての地位を築いた。静電気・ほこり対策のコンサルティングや啓発活動にも取り組んでいる。 高柳社長は「静電気とほこり対策を事業化した当初は、誰もイオンのことが分からなかぅた。世の中の常識には間違いが多く、そこにビジネスチャンスがある」と訴えた。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は印刷工場や塗装工場の火災を防ぐ除電器「防爆認定バートリンク」と、広い空間に対応する「防爆認定空間トリンク=写真」を発売した。消費税抜きの価格はバートリンクが85万円から、空間トリンクが275万8000円から。年間1200台の販売を見込む。 除電器は印刷工場や塗装工場で火災の原因となる静電気やホコリを除去する。しかし除電器自体に飛散した塗料や粉体が入り込んで火災が起こるケースもあるという。 新製品は静電気を中和するイオンの放出口について、従来の直径1.5ミリメートルから同0.09ミリメートルに小さくした。除電器内部に塗料などが入り込みにくくなった。 さらにメンテナンスの時期を知らせる機能や、異常が検知された場合に警告する機能を備えるなど、安全性を高めた。両製品は産業安全技術協会(埼玉県狭山市)が定める規格の認定を受けた。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市)は、塗装工場や印刷工場などでの火災を防ぐ「防爆認定空間トリンク」=写真=を6月1日に発売する。従来製品よりもイオンを放出する穴を小さくして安全性を高めた。 自動車の塗装工場や印刷工場などでは溶剤蒸気や粉体が充満し、静電気による火花が爆発事故や火災事故につながる恐れがある。トリンクはこれらの現場向けに、空間にイオンを放出して静電気を中和する静電気除去装置を提案している。 新モデルではイオンを放出する穴を従来の1.5ミリメートルから0.9ミリメートルにより小さくして、穴から溶剤蒸気などが入り込む危険を減らした。放電や電流に異常があった際に自動で除電装置を止める機能も備えた。 印刷機などに設置するタイプは税別85万円から、部屋に設置して空間ごと除電するタイプは同275万8000円から販売する。年間1200台の販売を見込む。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、引火の恐れのある溶剤蒸気や粉末が充満する工場内でも使える「防爆認定」の二種類の装置を六月一日に発売する。 自動車の塗装工場や可燃性のインキを使う印刷工場では、静電気による火花での爆発や火災を防ぐ対策が求められる。トリンクは静電気を中和するイオンを放出する棒状の装置を手掛け、一本の棒状の「バー トリンク」、バートリンクを組み合わせた「空間トリンク」の二種類がある。 爆発対策としてイオンを放出する穴の一個当たりの大きさを従来の直径一.五ミリから細かな0.九ミリに改良し、装置の内側に溶剤が入りこまない構造にして安全性を高めた。いずれも、安全性を審査する公益社団法人・産業安全技術協会(埼玉県)の認定を取得している。税別価格は空間が二百七十五万八千円から、バーが八十五万円から。年間で合計千二百台の販売を目指す。

静電気除電器メーカー「トリンク」(浜松市西区、高柳真社長)は6月1日、最新の防爆認定規格に適合した棒状の除電器「バー トリンク」とバー トリンク4本を組み合せた「空間トリンク」を発売する。イオンを発生させて静電気を除去する従来の性能を維持しながら、爆発や火災に対する安全をさらに高めた。 印刷や塗装などの加工工場では、溶剤蒸気や飛散した粉体が充満したり、除電器内に入り込んだりし、静電気による火花などで爆発や火災を引き起こす危険性がある。新製品は安全のためにイオン放電口を直径1.5ミリから0.9ミリへと小さくしたほか、放電口から空気を噴射してほこりなどの異物を除去するとともに、溶剤や粉体が内部に入りこまないようにした。 両機器とも長さ50センチ、100センチ、1500センチの3種類。バートリンクは印刷機などに組み込み、空間トリンクは専用スタンドに立てるなどして八畳間程度の空間で使用する。価格はバートリンクが税抜85万円から、空間トリンクが同275万8千円から。販売目標は年間計1200台。

...<略> 自動車やパソコンなどの静電気やホコリ対策の電子機器を扱う世界的なブランド、TRINC(静岡県)の高柳眞社長も、「そう簡単に米国にバラ色の時代はこない」と指摘する。「関税が10%上がっただけで、メキシコは、アメリカにとっての”近くて安くて便利な物資補給基地”としての機能を縮小させます。それに替わる中国に対しても、為替操作国と批判しているわけですから、もう米国で作るしかない。 すると製造コストは上昇するから人件費は下げざるを得ない。米国民の生活は楽にならないでしょう。弊社としては、今後の新規市場開拓は米国内の製造業に移すべきだと考えています。」<以下略>

静電気除電装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が工場での静電気対策をまとめた書籍「トリンク・メソッド」シリーズの新刊「実践効果実績集」を発刊した。装置を購入した各企業の事例を紹介している。 ほこりなどの異物は静電気の作用によって物に吸着し、工場では製品の不良の原因になる。トリンクは、静電気を中和するイオンを風を起こさずに放出する「空間トリンク」などの装置を販売している。 新刊では「バンバーの製造ラインで異物による不良が85%減った」(自動車関連)「導入したところ社内の各事業所から見学者が多く訪れた」(電子部品)など、顧客メーカーの五百六十件の導入事例や感想を紹介した。著者の高柳真社長(七三)は「不良が減った、助かったという顧客の声が仕事のエネルギーになってきた」と語る。 A5判で三百八十九ページ。これまでのシリーズの三冊と合わせた四部作を全集としてまとめ、静電気対策に関心のある企業を対象に四万円(税抜)で販売する。書店では扱わずトリンクのホームページで受け付ける。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・4311)は製造現場の異物・静電気対策に関する書籍「TRINC METHOD (トリンクメソッド)全集」を発刊した。同社は除電器開発のベンチャー。高柳社長の理論や経験をベースに「品質不良に悩み、歩留りに悪戦苦闘する人たちの福音となれば」と執筆した。 「除電器に対する認識が変わった」。最終巻は同社が提案する手段で効果が出た顧客の声を「実践効果実績集」としてまとめた。「これまで静電気対策の指標がなく困っていた。異物対策を原理から解き明かすトリンクメソッドは新しい指針となる」と意見など約560例を紹介する。 既刊の「新しい概念」「新しい手段」「従来の間違い常識集」と合わせ4冊で4万円(消費税抜き)。法人を対象に年間120冊の販売を見込む。(浜松)

静電気や異物の除去装置の製造販売を手掛けるトリンク(浜松市西区)は、同社の独自技術や製品の実践効果などを紹介する書籍「トリンクメソッド」を出版した。3月1日、法人向けに発売する。 同社が考案した静電気や異物除去の概念、手法などを4冊にまとめた。加湿によるこれまでの静電気対策は金属や集積回路(IC)のさびにつながる可能性があるとして、同社はイオンによる除電装置を開発した。ほこりなどの異物除去も外気を吹き付ける従来の手法ではなく、両側に設置したフィルターを通して風を循環させることで異物を効果的に排除し、コストを抑えながら局所的にクリーンルームを作り出す技術を提案している。 静電気や異物は精密機器などの製造で不良品につながることもあり、同社は18年前から除電装置などの開発を続けてきた。高柳社長は「書籍はこれまでの集大成。製造現場で役立ててほしい」と語る。価格は4冊セット4万円(税抜き)。同社は年間1200セットの販売を目指す。問い合わせは同社<電053(484)4033>へ。

静電金・ホコリ対策機器を開発・製造するTRINC(トリンク、本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・432・3411)はこのほど工場で生産されるフィルム・シートの静電気を除去する装置の新型「フィルムクリーナ トリンク(薄型)」を発売した。従来品よりも薄型化し、フィルム・シートの生産設備に後付することを可能にした。年間120台の販売を目指す。(浜松)
従来よりも奥行を6分の1に縮小し、薄型化した。従来の箱型から、奥行きが4センチの平面に近い形状にしたことで、生産現場の狭いスペースを使って、フィルム・シートの生産設備に後付することを可能にした。生産設備に部品として組み込むこともできるという。 同装置は、イオナイザー(静電気除去器)の隙間にフィルム・シートを通す仕組み。イオナイザーが放射したイオンが静電気を中和して、静電気とシートに付着したほこりなどの異物を取り除く。 10センチ、20センチ、40センチ、80センチと処理できるフィルム・シートの幅によって、4種類を用意した。メーカー希望小売価格は、266万8千円~329万1千円(税抜き)。

除電器機メーカーの「トリンク」(浜松市西区)は2月1日、「フイルムクリーナー・トリンク(薄型)」=写真=を発売する。フィルム・シート材料を扱う工場向けの製品で、異物除去性能を高めるとともに、従来製品に比べて装置の暑さを6分の1にするなど小型化を実現した。 イオンを発生させてフィルムの静電気を除去しながら、静電気の中和により、フィルム両面のほこりなどの異物付着防止を図った。異物除去性能を示す除塵率(じょじんりつ)は「一般的な従来製品の10~50%に対し、90%強を確保したいという。 既存の工場設備を改造せずに、後付けでできる点も特徴。装置の厚さを従来機の24センチから4センチに薄型化し、フィルム加工機周辺などのわずかなスペースへの設置が可能になった。 処理できるフィルムの幅(10~80センチ)により、4機種を用意した。価格は10センチ幅対応の「TAS-710」が税別266万8千円など。年間販売目標は国内中心に120台。

静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は、2月1日、製造ラインの設備に後付してフィルム素材のちりやほこりを除去する「フィルムクリーナー トリンク(薄型)」を販売する。 フィルム素材は有機ELパネルや液晶、リチュウムイオン電池といった成長分野で多様されるが、静電気を帯びてほこりなどの異物が付着しやすく、異物は品質に悪影響を与える。 不良品の発生を抑えるため、従来は静電気除去用に数千万円の専用大型機を導入する必要があった。 トリンクの新製品は価格を266万円8000円~329万1000円(税別)に抑えた。装置の幅が4センチメートルで「既存の設備に後付する形で場所を取らずに使える」「高柳真社長」のが特徴だ。 フィルム素材の両面からイオンを吹き付けて静電気を除去し、空気の力でフィルムの付いていたほこりなどの異物を取り除く。「業界標準に比べて消費電力が3割程度で済む」(高柳社長)という。国内を中心に、年間で120台の販売を目標に掲げる。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、フィルム材料の静電気やホコリを除去する装置「フィルムクリーナトリンク7=写真」を2月1日に発売する。小型で、加工機のわずかな隙間に組み込める。価格は対応するフィルム幅により異なり、266万8000円(消費税抜き)から329万100円(同)。年間120台の販売を見込む。 フィルムを上下から挟み、イオンで静電気を除去しながら、ホコリを風で吹き飛ばして吸引する。フィルム材料に付着した10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の異物を91.9%、30マイクロメートルの異物なら99.95%除去できる。 液晶などに使われるフィルムは静電気を帯びやすく、異物が付着しやすい。従来のクリーナーは大がかりな装置が多かったという。今回の装置は幅40ミリメートルと狭く、加工機への後付も可能。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、製造現場の静電気やホコリを除去する除電器の効果を体験できるデモセンターを国内外に開設する。2016年は本社近くに「浜名湖デモセンター」を開設したほか、国内2カ所と中国に設置した。17年は主力ユーザーの自動車や電機・電子関係メーカが集積するタイなど東南アジア地域へ拡大する計画だ。 デモセンターは除電器などの主力製品を展示する。このうち一部の製品で静電気やホコリを除去する様子を測定器で確認したり、従来方式と比較したりできる。「品質問題に悩む工場のパイロットとなるデモセンターを目指す」(高柳社長)という。16年6月に開設した浜名湖デモセンターがユーザーから好評をなため、国内外への設置を決めた。 16年は東京都千代田区と大阪市北区に続き、海外初のデモセンターを中国の上海市と深せん市に設立した。さらに17年2月にタイ・バンコクで儲けるほか、シンガポールやインドネシア、マレーシアでの開設も検討する。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、工場などで静電気を除去する除電器の効果を確認する測定器「除電効果チェッカー」を9日に発売する。従来は除電器が放出したイオンが測定器にも降りかかるため正確に測定できなった。価格は15万円(消費税抜き)。年間120台の販売を見込む。 測定器表面の帯電板を摩擦などにより帯電させ作動中の除電器に向けると、除電状況が数値で確認できる。新製品は帯電板の奥にセンサーがあるため、除電器からでるイオンの影響を受けず、正しく測定できる。測定器の導入により、除電器の効果が数値的に確認でき、メンテナンス時期の予測にも活用できる。(浜松)

除電機器メーカーの「トリンク」(浜松市西区)はこのほど、イオンを発生させて静電気を除去する「イオナイザー」の効果を測定するための「除電効果チェッカー」を開発した。繊維や半導体、自動車部品関連の工場などでの利用を想定し、9日に発売する。 暑さ0.5ミリの円形のプラスチック製帯電板と、センサーを組み合わせた。摩擦によって表面に静電気を生じさせた帯電板に向けてイオナイザーでイオンを放出すると、帯電板表面の減少状況を数値で表示。現象具合の確認により、イオナイザーのメンテナンス(清掃)時期を把握することができる。 イオナイザーが放出するイオン自体が静電気を持っているため、これまではイオナイザーの効果の正確な測定が困難だった。同社は「おそらく世界初の測定器」とし、特許を申請している。 価格は税別15万円。初年度は国内外で120台の販売を目指す。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、工場などで使われる静電気除去装置(イオナイザー)の性能をチェックするための測定器「除電効果チェッカー」を開発し、来年の一月九日に発売する。 半導体や精密機器などの工場では製品にホコリがつかないように静電気を取り除く必要があり、イオンを放って静電気を中和するイオナイザーが使われている。チェッカーは、イオナイザーが正しく動いているか調べる測定器。 表面の丸い帯電版をテッシュなどで磨いて静電気を起こし、作動中のイオナイザーの方向にかざすことで、静電気が実際に除去されていることを数値で確認できる。 従来の測定器はイオナイザーが放つイオンの電荷にも反応してしまい、作動状況を正しく調べる事ができなかったという。チェッカーは帯電版の奥の面にセンサーを設けることで、イオンの影響を受けずに測定する事ができるようになった。希望小売価格は十五万円(税別)で、年間百二十台の販売を目指す。

トリンクがプリンター用
TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、インクジェットプリンター向けの除電器「プリンタートリンク」=写真」を12月15日に発売する。 印刷品質の劣化につながる静電気を0.2秒で90%以上除去できる。価格は3万6000―5万5000円(消費税抜き)。プリンターの標準装備品として年間1200台の販売を目指す。 用紙などに静電気があると、微小なインクの滴の軌道が狂い、印刷品質が低下する。新製品は小型・薄型で、プリンター内への取り付けが可能。イオン濃度が高いため、高速で走行する用紙も除去できる。無風で静電気を中和するため、風でインクの滴の軌道変わることもない。 イオンヘッドや本体設計の見直しにより小型・低コスト化を実現した。プリンターメーカーなどへ売り込む。(浜松)

静電気除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区)は1日、電子機器のプリント基板に使われる金属箔(はく)などの導体から、ほこりなどの異物を取り除く「金属箔クリーナトリンク」の販売を開始する。 同社によると、異物の持つ電荷によって「静電誘導現象」が起こり、静電気を発生しない導体にもほこりなどが付着するという。製品不良の原因にもなる異物は風で吹き飛ばす除去方法が一般的だが、同現象で発生する異物の吸着力が強いため根本的な解決さくにはなっていない。 金属箔クリーナは導体の表裏両面から風を当て、「両脇へ異物を押し出して吸い取るイメージ」(高柳真社長)。除じん率は99%以上で、表面に多少の凹凸があってもクリーニングが可能という。小型装置のため、既存設備に組み込むこともできる。本体価格は、クリーニングできる導体の幅に応じて254万~695万円。国内外で年間120台の販売をも目指す。

トリンクが装置 印刷品質を向上
静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は12月15日、インクジェットプリンターの印刷品質を向上させる静電気除去装置を発売する。「プリンタートリンクTAS-350 PRINTER」で、価格は税別3万6000円~5万5000円。 用紙が取り付けた装置部分を通過する際、用紙が帯びた静電気をイオンで中和させて取り除く。 インクジェットプリンターでは用紙の静電気が細かいインクが落ちる際の軌道を狂わせ、印刷品費を落としてしまう課題があった。 一般向けの高価格タイプリンターや業務用プリンターを主なターゲットとして、年間で1200台の販売を見込む。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、プリント基板用銅箔など金属箔についたホコリを除去する装置「金属箔クリーナトリンク=写真」を12月1日に発売する。除塵率は99%以上という。価格は254万 ― 695万円(消費税抜き)。年間120台の販売を見込む。 金属箔や金属箔を使うプリント基板などの製造工程では従来、付着したホコリをエアブローで吹き飛ばす方法が主流。しかし、異物が移動するだけの場合もあり、除塵率は低かった。新製品は、金属箔を上下から挟み込み、ホコリを空気で左右に飛ばして両脇から吸引する仕組み。表裏両面を同時にクリーニングできる。 金属箔はエレクトロニクスのほか自動車、電池、缶詰の缶など幅広い分野で使われている。装置は小型・軽量であることから、既存設備への組み込みも提案していく。

トリンクが装置 印刷品質を向上
静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は12月15日、インクジェットプリンターの印刷品質を向上させる静電気除去装置を発売する。「プリンタートリンクTAS-350 PRINTER」で、価格は税別3万6000円~5万5000円。 用紙が取り付けた装置部分を通過する際、用紙が帯びた静電気をイオンで中和させて取り除く。 インクジェットプリンターでは用紙の静電気が細かいインクが落ちる際の軌道を狂わせ、印刷品費を落としてしまう課題があった。 一般向けの高価格タイプリンターや業務用プリンターを主なターゲットとして、年間で1200台の販売を見込む。

浜松のトリンク シリーズ3作目
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、工場での静電気対策などをまとめた「トリンクメソッド」シリーズの新刊「新しい手段」を発刊した。電子基板や液晶パネルなどを製造する現場で役に立つ自社のさまざまな装置を紹介している。 ホコリなどの異物は静電気の作用によって物に吸着し工場では製品の不良を生む原因となる。新刊では静電気を取り除く各装置の特徴や開発した背景を説明し、それぞれの使い方を示した。電子基板や食品などの製造現場では、風をおこさずに静電気を中和するイオンを放出する。「空間トリンク」、液晶パネルへホコリ付着を防ぐには棒状の「バートリンク」を用いるなどと紹介している。 シリーズは四部作を予定し、今回は「新しい概念」「従来の間違い常識集」に続く三作目。三百二十五ページ。非売品で、静電気や異物対策を検討する企業を対象に提供する。希望する場合は、トリンクのホームページから申し込める。

TRINC 高柳社長が新著
TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053-482-3411)は、製造現場の異物問題を解決する手段を解説する著書「TRINC METHOD(トリンク メソッド)VOL.II 新しい手段」を発刊した。業界別に静電気や異物に効果的な製品や対策のポイントを提案する実用的な書となっている。 高柳社長(写真)は「単なる技術解説の羅列や製品紹介にしたくなかった」と写真や絵図をふんだんに使い、製品の誕生秘話など読み物風に仕上げた。最終章では分野別に有効な装置をマトリックス表にまとめた。 除電器専門のベンチャー企業として成功した高柳社長が、自身の経験をベースに執筆した4部作の第2巻。 希望者に無料で謹呈するが、申し込みが必要。(浜松)

TRINC 環境トリンク
TRINC(トリンク、浜松市、053・482・3412)は、工場や事務所、ホテルや病院、デパートのような商業施設などの空間全体の静電気を除去できる「環境トリンク」を開発、8月から販売を開始した。 天井に「環境トリンク」を設置し、広い空間にプラスとマイナスイオンを無風で飛翔させることで物体の静電気はもとより、浮遊するホコリの静電気も中和し、静電気による静電破壊の事故を防止するとともにホコリの付着も防ぐ。従来一般的だった加湿が不要で、乾燥環境でも大きな効果を発揮する。空間全体を除電し、人体の静電気も除くので、クリーンルームで着用する無塵衣やマスク、電子機器工場などで使用していたリストストラップも不要。 2本一組を最小構成として、複数組み合わせることで空間の広さに合わせて自由に対応できる。価格は一組67万1千円。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482.3411)は、同社の静電気除去装置用に、複数のイオナイザーを工場などで一元管理するモニタリングシステム「アイオットタイムス」を17日に発売する。ソフトウェアとネットワークアダプタ(写真)のシステム価格は5万4000円~10万5500円(消費税抜き)。年間600台の販売を見込む。 アダプターを取り付けた全てのイオナイザーmの運転状態をパソコン上で確認できる。これによりスイッチの入れ忘れや切り忘れを防ぎ、故障も即時に検知できる。 パソコン上での運転・停止操作やグループ単位でのリモート操作も可能。自動車や精密部品など製造現場では静電気やホコリを防ぐため、イオナイザーを複数取付けるケースが増えている。IoT(モノのインターネット)化も視野に入れ、イオナイザーを一括管理するニーズの高まりに対応した。

静電気除去装置メーカ「トリンク」(浜松市西区)は10月17日、自社製品「イオナイザー」のモニタリングシステム「IoTT-TIMS(アイオット・タイムス))」を発売する。多数のイオナイザーをインターネット上で一括管理できるようになる。 イオナイザーは精密機械や電子部品の工場などで静電気屋異物の対策として使用され、これまで、工程ごとに手動や目視による運転管理や点検を行ってきた。同システム導入によって、パソコン上で多量のイオナイザーの運転状態やエラー発生などをリアルタイムで検知できるようになる上、運転や停止のリモート操作も可能になり、消費電力の抑制にもつながる。設定によって個別やグループごとの管理も可能。 同システムはソフトウェアとアダプターで構成する。4種類で価格は税抜き5万4千から10万5500円。年間600台の販売を目指す。

来月発売 トリンクがシステム
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、工場内に取り付けた複数の静電気除去装置(イオナイザー)をインターネットにつないで一元管理するモニタリングシステム「IoTT-TIMS」(アイオット・タイムス)を十月十七日に発売する。それぞれの運転状態やエラー発生状況などをパソコンで確認できるほか、運転や停止の遠隔操作が可能になる。 イオナイザーは静電気を中和するイオンを発生する装置で、精密機械の工場や自動車の塗装ラインなどに取付けてほこりの付着による不良を防ぐ。 複数のイオナイザーを分散して配置する工場の場合、これまではそれそれの運転状態などを目視で確認していたが、システムを活用すればパソコンで一元管理できる。 各イオナイザーにネットワークアダプターをそれぞれ取り付け、専用のソフトウエアをパソコンい導入して使う。空間のイオンを取り除く「空間トリンク」や工場のラインに取付ける「バートリンク」など六機種のイオナイザーに対応する。アダプターは対応機種ごとに一台五万四千~十万五千五百円(税別)。年間六百台の販売を目指す。(西山輝一)

静電気対策を体感
TRINC(浜松市、高柳社長)は、「浜名湖デモセンター」と「浜名湖ゲストハウス」を浜名湖国際頭脳センター内(浜松市西区村櫛町4598-9)に開設し、好評を得ている。 「新しい静電気・異物対策を聞き、見て実感して下さい」のコンセプトのもと、ゲストハウスで新しい静電気・異物対策の概論と手段を解説し、デモセンターで各種同社製品の空間除電効果を体感できる。 デモセンターには空間トリンクをはじめ様々な現場で除電効果を上げる製品や、静電気・清浄度の測定器を揃え、目から鱗の体感ができる。 解説・デモは予約制。問い合わせ営業技術部(053・492・3412)、info@trinc.co.jpまで。

8月22日発売
静電気除去装置メーカのトリンク(浜松市西区)は、工場や事務所、商業施設などのフロア全体の静電気を除去できる新製品「環境トリンク」=写真=を開発し、八月二十二日に発売する。 除電作用のあるイオンを放出する装置を天井に設置することで、周囲の空間で静電気を起こさなくする。ほこりや異物などのの付着も防ぐことができる。 二本一組になっていて、約二十五平方メートルのフロアを除電できる。カメラやレンズといった光学製品の工場や衣料品や自動車の販売店など陳列物へのほこりの付着を防ぎたい商業施設への展開を見込んでいる。 価格は一組六十七万一千円。三年後に千台の販売を目標にしている。

TRINCは、製造現場の静電気や異物対策を体感できる施設「TRINC浜名湖デモセンター」を浜松市西区の浜名湖国際頭脳センター内に開設した。除電器など約20製品を常時展示し、10種類のデモを体験できる。創業時から正しい静電気対策を訴え、製品開発を続けた高柳社長の集大成。「品質問題に悩む工場のパイロットとなるデモセンターを目指したい」(高柳社長)と意気込む。 精密部品の組み立てを想定したホコリ対策では横に従来方式も設地。測定器で静電気やホコリの数値を示し、効果を比較できるようにした。高柳社長が異物対策の原理の説明や相談に応じるゲストハウスも同時にオープンした。「浜松を”静電気のふるさと”にしたい」という高柳社長の理想を具現化する拠点になりそうだ。

TRINC 静電気除去装置
【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、広い空間を静電気のない環境に保つ静電気除去装置「環境トリンク=写真」を8月22日に発売する。製造現場のほかオフィスや商業施設などへ幅広く売り込む。価格は2本1組で67万円1000円(消費税抜き)。3年後に1000台の販売を見込む。 イオンで空間内の静電気を中を・除去する。静電気の人体への帯電や、静電気の人体への帯電や、静電気による製品へのホコリの付着を防ぐ。1組の除電範囲は約25平方メートル。複数取り付けることで広い空間を除電できる。 同社の装置は自動車関連や精密部品、電子部品などの製造現場で実績がある。「(新製品投入で)自動車販売や百貨店、ホテルなどの商業施設へ本格展開したい」(高柳社長)としている。

精密機器など作業者向け トリンク、電池も長持ち
静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は身につけて使う小型除電装置「ウエアラブルトリンク」を全面改良して発売した。静電気は精密機器や電子機器に悪影響を及ぼすため、製造現場では作業者の静電気を除去する必要がある。重さを85グラムと軽くし、作業効率を高めた。 手首に取付けたストラップで体の静電気を集めて吸収し、腰に取り付けた装置本体からイオンとして空気中に放出する。従来機種にあった不要な動作を止めたため、電池を交換しなくても従来比2倍の最大約280時間作動する。本体は卓上型としても使える。 除電装置はストラップをアース線につなぐのが主流だが、作業者の動ける範囲が制限されるのが課題だ。価格は4万4800円(税抜き)。国内外で年間1200台の販売を目標とする。

TRINC(浜松市、高柳真社長)は、「浜名湖デモセンター」と「浜名湖ゲストハウス」を浜名湖国際頭脳センター内(浜松市西区村櫛町74598-9)に開設、6月1日からグランドオープンした。 「新しい静電気・異物対策を聞き、見て、実感して下さい」のコンセプトのもと、ゲストハウスで新しい静電気・異物対策の概論と手段を解説し、デモセンターで各種同社製品の空間除電効果を体感できる。 光学系を筆頭に射出成形・半導体関連などユーザーの現場では、品質向上の観点からも温度・湿度に加え、クリーン・静電気管理への注目度が急速に高まっており、静電気・クリーン分野の専業である同社が、実践に即した静電気と異物対策を科学的にひも解く。 デモセンターには空間トリンクをはじめ様々な現場で除電効果を上げる各種製品や、静電気・清浄度の測定器まで揃え、目から鱗のような体感ができる。 予備運用で来場したユーザーからは「これまでにない発想での異物対策にワクワクした」「今週中に購入手続きに入りたい」など高い評価を得ている。 解説・デモは予約制。問い合わせ・申し込みは営業技術部(053・482・3412)または、info@trinc.co.jpまで。

TRINCウエアラブル除電器
TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、電子デバイスや精密機器の製造現場で作業者の静電気を除去する小型除電器「ウエアラブルトリンク=写真」を7月19日に発売する。価格は4万4800円(消費税抜き)。国内外で年間1200台の販売を見込む。 新製品は手首のバンドから人体の静電気を吸収し、腰のベルト部などに取り付けた小型除電器からイオンとして空間中に放出する。人体の帯電を検知して作動するモードにすれば最大280時間の利用が可能。連続作動モードのみの同社の従来製品と比べ、電池寿命を2倍に延ばした。 エレクトロニクス関連の製造現場では人体をアースでつなぐリストストラップ方式が主流。しかし作業者がアースで縛られているため動きが制限され、無線タイプのニースが高まっているという。(浜松)

トリンクが装着型装置
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が、腰元に取り付けて体の静電気を取り除く装置「ウエアラブルトリンク」=写真=の新型を七月十九日に発売する。電池の寿命を従来よりも二倍に延ばした。 電子部品や精密機械を作る工場などで作業者が身に着けて、静電気による製品の不良を防ぐ。箱型の本体(高さ七.五センチ、幅六.四センチ、奥行五.五センチ)を腰元に装着し、リストストラップを手首に巻いて使用する。リストストラップから体の静電気を集め、本体でイオンに変えて空間に放出する仕組みだ。 新たに「帯電検知機能」を加え、身体が静電気を帯びるごとに効率よく作動するように改良し、電池寿命を延ばした。通常の「ロー・モード」では最長二百八十時間動く。 工場のほか、机の上に置けば個人用の小型除電器として使える。希望小売価格は四万四千八百円(税別)で、年間千二百台の販売を目指す。

静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は6月1日、最新の静電気・異物除去技術について体感できる施設を開所する。作業場に外気を入れないようにする装置や、空間中のほこりの量を測定する機器などを展示、同社製品の導入を検討している企業の担当者に技術を実演して販売につなげる。 名称は「TRINC浜名湖デモセンター・ゲストハウス」。中小企業支援を担う浜名湖国際頭脳センター内に設置する。精密部品の製造を妨げる細かなほこりや静電気を除去する同社の独自技術を紹介する。静電気についての基礎知識や工場での改善事例などについての講義も行う。 電子部品メーカや機械メーカーの関係者を中心に、初年度は1200人の来場を目標とする。 高柳社長は「今までもセミナーなどを開催してきたが、百聞は一見にしかず。実際に来場して効果を体感してほしい」と話す。

TRINC浜名湖にデモセンター開設
静電気・ほこり対策機器を開発・製造するTRINC(トリンク、本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3411)は、1日、浜名湖国際頭脳センター(浜松市西区村櫛町)内に、自社製品の実演を通じて静電気とほこり対策を知ってもらうための施設「TRINC浜名湖デモセンター・ゲストハウス」をオープンする。生産現場で発生する静電気やほこりに悩む企業に、静電気やほこりの特徴について基礎から説明品gら、効率的で省エネ効果の高い対策法を提案する。(浜松・強田裕史)
デモセンターは約70平方メートルの部屋に、展示用の自社製品を説地。約300種類の製品の中から、代表的な製品約20品目を展示している。さらに「空間トリンク」や「クリーンディスクトップトリンク」など特にニーズの高い製品の実演も行い、使用による効果を体感してもらう。 イオンを放射する空間トリンクは、ドアノブの模型に触れることで静電気を除去する効果を確認することができる。一方、クリーンデスクトップトリンクは、送風で外気中のほこりが入り込むのを防ぎながらイオンの働きで静電気を除去し、高精密な机上作業の環境を清潔に維持する。実演では静電気の発生状況を測定し、数値で効果を証明する。 製品の機能を実証を交えて紹介することで、静電気・ほこり対策の提案につなげるのがねらい。 ゲストハウスでは、座学による講座を開催する。静電気やほこりの特徴から説明する。これまで工場で導入されていた静電気・ほこり対策の問題点まで指摘しながら、有効な対策法を提示する。 同社は15年にわたって180回以上のセミナーを開催、延べ7500人以上に向け、独自に静電気・ほこり対策の啓もう活動を実施してきた。実際に製品の使用を体験できるPR拠点を設け、発信力を高める考え。 原則手押して平日に開催する。来館は事前の予約が必要で、1団体10人前後を定員とする。年間1200人の来館をめざす。 高柳社長は「新しい静電気・ほこり対策を見て、聞いて、実感してほしい」と話している。 問合せ、予約受け付けは営業部(電話053・482・3412)まで。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、製造現場の静電気や異物対策を体感できる施設「TRINC浜名湖デモデンター=写真」を6月1日に浜松西区の浜名湖国際頭脳センター内に開設する。除電器など20製品を展示し、10種類のデモを体験できる。「品質問題に悩む工場のパイロットとなるデモセンターを目指したい」(高柳社長)としている。 デモセンター中央のテーブルに置かれたドアノブを握ると、バチンと静電気が走る。しかし同社製品「空間トリンク」を作動すると再びノブを握っても全く静電気は起きない。 また机上での精密部品の組み立てを想定したホコリ対策では横に従来方法も設置。測定器で静電気やホコリの数値を示し、効果を比較できるようにした。 高柳社長が異物対策の原理の説明や相談に応じるゲストハウスも同時にオープンした。

あす、デモセンター開設
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が6月1日、製品を顧客らに紹介する「TRINC浜名湖デモセンター」を西区村櫛町の浜名湖国際頭脳センター内にオープンする。高柳真社長や社員らが製品を実際に動かして、静電気やホコリを除去する仕組みを紹介する。 電子部品や半導体製造、自動車の塗装などの現場では、不良品を生む原因になる静電気やホコリなどの異物対策が求められる。対策を検討する企業関係者らを対象に、トリンク製品の性能を実感してもらうおうとデモセンターを開設した。 空間にイオンを放って静電気を中和する装置「空間トリンク」をはじめ、フィルム製品のホコリを取り除く「フィルムクリーナートリンク」、持ち運んで静電気を除去できるハンディータイプの「ガントリンク」など十三点を展示する。 デモンストレーション用のドアノブも用意し、頭上に設けた空間トリンクを作動させて静電気を取り除くことで、人がドアノブに触れても「パチッ」と感電する事がないことを体感できる。高柳社長は「新しい静電気・異物対策を実感してほしい」と話す。 年間千二百人の来場を見込む。見学は事前申し込みが必要。問い合わせは、トリンク=電053(482)3412=へ。

トリンクが新製品
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、液晶テレビなどのガラスパネルの製造工程でパネルの表面のホコリを取り除く新製品「パネルクリーナトリンク」を四月一日に発売する。 工場のラインに設置し、流れてくるパネルの表面に付いたホコリを除去する。風を吹き付けてホコリを左右方向に鳥羽氏、両脇から吸い込んで効率よく集じんできるように工夫した。装置内には静電気を中和するイオナイザーも内臓し、静電気によってほこりが付着するのを抑える。 幅九センチの小さめのパネルから三メートルの大型まで対応できるように、六種類のサイズのクリーナを開発した。希望小売価格は二百四十九万円~五百九十八万円(税別)。年間百二十台の販売を目指す。

トリンクが新製品
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は、液晶テレビなどのガラスパネルの製造工程でパネルの表面のホコリを取り除く新製品「パネルクリーナトリンク」を四月一日に発売する。 工場のラインに設置し、流れてくるパネルの表面に付いたホコリを除去する。風を吹き付けてホコリを左右方向に鳥羽氏、両脇から吸い込んで効率よく集じんできるように工夫した。装置内には静電気を中和するイオナイザーも内臓し、静電気によってほこりが付着するのを抑える。 幅九センチの小さめのパネルから三メートルの大型まで対応できるように、六種類のサイズのクリーナを開発した。希望小売価格は二百四十九万円~五百九十八万円(税別)。年間百二十台の販売を目指す。

除電確認テスター投入
【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3412)は、製造現場の不良対策として使われる除電器の効果を確認する装置「イオナイザーテスター=写真」を3月1日に発売する。価格は25万円(消費税抜き)と、液晶表示式の他社製品の4分の1に抑えた。年間120台の販売を見込む。 除電器の有効範囲内に同テスターを近づけると、プラスとマイナスのイオンバランスや静電気の除去にかかる時間を測定する。これにより除電性能を確認でき、数値表示では見えにくいパルス型除電器の波形もグラフ表示せ詳細に管理できる。 装置の小型化によりこすとも低減した。同社は除電器が主力でテスターの開発は初めて。除電器を導入している自動車関連や電機、電子部品メーカーに提案し、顧客サービスの向上につなげる。

浜松のトリンクが発売
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)が静電気を取り除く装置イオナイザーの性能を調べる「イオナイザーテスター」一日に発売する。 イオナイザーは静電気を中和するためのイオンを放出する装置で、自動車の塗装や精密機器などの工場で製品にホコリが付くのを防ぐ。テスターはそのイオンの出方を測定し、イオナイザーが正常に除電できる状態にあるかを調べる。 テスターの金属製のプレート部分をイオナイザーの近くにかざし、イオンの量を測る。別の測定法の「ディケイタイム測定」も可能で、プレート部分を帯電させた上で、イオナイザーが電気を取り除くのにどれくらいの時間がかかるかを調べる。テスターの画面に結果が表示され、電気の量と除電にかかった時間がグラフで表示される。 希望小売価格は税抜二十五万円で、年間百二十台の販売を目指す。

トリンクが高精度機器
静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)はイオンを使った静電気除去装置の性能測定器を3月1日に発売する。除去装置から生ずるプラス、マイナス双方のイオン濃度や、帯電した電気の電圧が10分の1に減るまでにかかる時間を正確に測定できる。 新製品の「TAS-272 CPM」はイオンを用いる静電気除去装置の近くで、イオンの発生量やバランスなどをグラフで表示する。突起した板に1000ボルトもしくはマイナス1000ボルトの電圧を帯電させ、それそれ10分の1に減少するまでにかかった時間も計測できる。 希望小売価格は1台25万円(税別)。性能測定器を開発するのは初めてだが、これまでに培ったノウハウを生かし、従来品より割安や電子部品メーカー向けに年間120台の販売を目指す。

静電気除去機器メーカ「トリンク」(浜松市西区)は、製造業の現場で静電気などを除去する「イオナイザー」の劣化具合を調べるテスター「TAS-272 CPM」を新開発した。グラフィック機能を備えたほか、他社製品に比べ価格を4分の1程度の25万円(税抜き)に抑えたという。3月1日に発売予定。 イオナイザーはイオンを放出し、静電気を中和、除去する装置。製造現場で静電気による機材の不具合などを防ぐ効果があるが、保守点検を怠ると、劣化により除電機能が低下する。新開発のテスターは、放出するイオンのプラスとマイナスのバランス、除電の速度の強さ(ディケイタイム)などを測定する。 イオナイザーの劣化によって変化する数値をグラフ化し、モニターに表示することで、機器の動作状況や不具合を知らせる。 年間120台の販売を目指すという。

異物・静電気問題はTRINCが応援致します!
TRINC(トリンク、浜松市西区、053・482・3411)の高柳真社長は15年以上、静電気と向き合ってきて「異物対策のデファクトスタンダード(実質的な標準)にしたい」と執筆したのが「TRINC METHOD(トリンク メソッド)」シリーズ(非売品で希望者に無料謹呈)だ。近年著書の中で説く「正しい異物対策」を実現する製品を多数開発し世に送り出している。■2014年9月、クリーンルーム内などの空気の清浄度を常時測定する空間清浄度モニタ=写真」を発売。 本体重量340グラムと軽量で、持ち運びが容易。0.01立法フィートの空気中に浮遊する0.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以上2.5マイクロメートル以上の2種類の異物の個数を同時に測定できる。 主な用途はクリーンルームに設けたクリーンベンチ(空気清浄度を保った作業台)内で測定を想定。■15年1月、フィルム材料に付着したホコリなどの異物を90%以上除去できる装置「フィルムクリーナ=写真=」を発売。 フィルム材料に付着した10マイクロー30マイクロ(マイクロは100万分の1)の異物を91.9-99.95%除去できる。高圧ブロワ―ユニット、クリーナーヘッド、集じんユニットで構成し、現存ラインにも組み込みが可能。■同年12月、精密部品など組み立てで不良の原因とんまるホコリの付着を防ぐ装置「ゼロゼロキットリンク」を発売。 自社開発の除電器と導電マットを組み合わせて、作業机上のホコリをほぼゼロにする。導電マットリンク「吸塵マットリンクk」は、細かい穴からホコリを吸引。さらに静電気を無風で中和する卓上型除電器「空間スマートリンク」を組み亜wセルことことで、クリーンな環境を提供する。 ■16年1月、半導体、バイオ分野で保管や運搬中の静電気事故、異物付着を防ぐ保管庫「クリーン保管トリンク=写真=」を2月1日に発売すると発表。 自社開発の高精度除電器と外気の侵入を防ぐ独自構造により、クリーンルームの国際規格で「クラス10」以下と高水準の清浄度を達成した。 新製品は各棚に除電器を搭載。庫内の圧力を外気圧よりも高い陽圧に保ち、外気が侵入できない構造とした。 髙い清浄度が求められる半導体や細胞培養などのバイオ、医療分野向け。

クラス10以下 達成 TRINC
【浜松】TRINC(トリンク、浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は半導体、バイオ分野でも保管や運搬中の静電気事故、異物付着を防ぐ保管庫「クリーン保管トリンク」を2月1日に発売する。自社開発の高精度除電器と外気の侵入を防ぐ独自構造により、クリーンルームの国際規格で「クラス10」と高水準の清浄度を達成した。価格は105万円(消費税抜き)。年間360台の販売を見込む。 新製品は各棚に除電器を搭載。庫内の圧力を外気圧よりも高い陽圧に保ち、外気が侵入できない構造とした。スイッチを入れると約1分で、清浄度が半導体ウェハーの製造装置内に相当するクラス10以下に到達する。 トリンクは製造現場での異物付着を防ぐ除電器が主力。「作業環境がクリーンでも保管や搬送時に異物が混入するケースがある」(高柳社長)とし、高い清浄度が求められる半導体や細胞培養などのバイオ、医療分野向けに同製品を開発した。

製品開発を強化 TRINC社長 高柳真氏
(1)不安要因は欧州のテロと難民のリスク、中国の景気と政治不安、米ドルの利上げによる新興国からのドル退避など。米国は利上げで経済が正常化し安定域に入る。日本は気になるリスクもなく景気は順調に推移する。
(2)書籍『トリンクメソッド VOL III』を発刊し静電気、異物対策のデファクトスタンダード化を推進。ニーズに応えて周辺分野に事業領域を拡大し、製品企画と開発を強化する。需要増には外部委託中心で対応、社内の採用も強化する。
(3)市場が歓迎してくれる確かな製品を持ち、目先の利を追わず市場に尽くすことが重要。世の中の変化を注視し、機動力を発揮して変化に対応する。インターネットを駆使した市場への訴求も不可欠だ。(浜松市西区)

TRINCが装置開発 組み立て作業現場向けに
静電気・ほこり対策機器を開発・製造するTRINC(本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3411)は、工場内で机上作業の妨げとなる異物を除去する装置「ゼロゼロキットリンク」を発売した。表面の微細な穴が吸塵(じん)する「吸塵マットリンク」と、無風でイオンを拡散させ静電気を中和する「空間スマートリンク」のセット商品。異なる性能を持つ既存製品を組み亜w背、静電気とほこりを取り除く効果を高めた。年間1200台の販売を目指す。
同商品は作業台に設置し、対象物への異物の付着や静電気発生によるトラブルを防止する。電子機器や高精密部品の組み立て作業の現場で使用されることを想定し、開発した。 吸塵マットリンクは静電気を除去する導電マットの表面に、直径約1ミリの吸塵用の穴を開け、微細なほこりや異物を吸引する仕組み。 空間スマートリンクは、作業台に配置した2台のイオナイザーをリンクケーブルで接続し、1組の除電システムとして稼働させる。左右両側のイオナイザーから対象物に向け全面的にイオンを放射する。イオン間で生じる相互作用を利用し、無風で空中に放射したイオンが静電気を中和する。 同社の実証試験では、2製品を組み合わせることで、従来の作業ガンバでは30分間で30個以上も発生していた数十ミクロンのほこりを除去できたという。 メーカー希望小売価格は16万4千円(税抜き)。 高柳社長は「同商品を普及させ、ハイテク産業の生産工場に貢献したい」と話している。

TRINC 除電器と導電マット
【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3412)は、精密部品などの組立不良の原因となるホコリの付着を防ぐ装置「ゼロゼロキットリンク=写真」を発売した。自社開発の除電器と導電マットを組み合わせて、作業机のホコリをほぼゼロにできる。価格は16万4000円(消費税抜き)。年間1200台の販売を見込む。 導電マット「吸塵マットリンク」は、細かな穴からホコリを吸引する。 さらに静電気を無風で中和する卓上型除電器「空間スマートリンク」を組み合わせるとで、クリーンな環境を提供する。 同社の現場テストでは従来の作業環境で30分間に33個付着したホコリが「新製品の使用でゼロになった」(高柳真社長)という。

浜松のトリンクが新商品
静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松西区)は、精密機器などの工場で製品にホコリが付くのを防ぐ「ゼロゼロキットリンク」を二十一日に発売する。 既に販売している静電気を取り除く装置「空間スマートリンク」と、ホコリを吸い取るマット「吸塵マットリンク」を組み合わせた。細かい穴のあいたマットで作業机のホコリを吸い取るととももに、空間スマートリンクから静電気を中和するイオンを放出し、空間を漂うホコリが製品に付着しないようにする。 高柳真社長は「空間スマートリンクは無風でイオンを送るため、製品に吹き付ける恐れはない」と話す。スマートフォンやデジタルカメラ、液晶のタッチパネルなど、ホコリの混入によって不良が生じやすい精密機器の組立工場などで役立つという。 希望小売価格は十六万四千円(税別)で、年間千二百台の販売を目指す。

スマホなど製造時に照準
静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市、高柳真社長)はスマートフォン(スマホ)など精密機器の組立作業時に使う、ほこり付着防止装置を開発した。コンパクトで作業机の上に設置でき、スマホなど作業物に付着するほこりをゼロに近づけられるという。空気の清浄度を保つ大がかりな装置が不要になるため、コストも下げられるとしている。
開発したのは「ゼロゼロキットリンク」。集じん機能を持つマットと、静電気を除去するイオン発生装置で構成する。 作業机に載せるマットには吸じん機と接続して表面い付着したほこりを吸い込む。同時に一般的な導電マットと同じように、作業者や作業物が帯びた静電気を除去する機能も持つ。 さらに2台のイオン発生装置を作業机の左右に設置する。プラス、マイナス両方のイオンをタイミングよく、最適なバランスで発生させ、ホコリや作業者、作業物が帯びている静電気を中和して除去する。圧縮空気などを使ってイオンを飛ばす通常の静電気除去装置と異なり、イオンが引き合う力を利用して、風を使わず効率的にイオンを行き渡らせる。 マットとイオン発生装置の相乗効果で、作業物に付着するホほこりをゼロに近づけることが可能という。作業者1日1セットを用いる。
スマホやデジタルカメラなどの精密機器の組み立て作業現場では、不良品の発生を防ぐため、ほこり対策が不可欠だ。現在は清浄な空気を吹き付けて作業者の手元からチリやホコリを取り除く機能を持った作業台(クリーンベンチ)を用いるが例が多い。 ゼロゼロキットリンクは仕組みを簡素化する事で、1セット当たりの希望小売価格は16万4000円(税別)に設定した。「クリーンベンチの半額以下に抑えた」(高柳社長)ことで、代替需要の獲得を目指す。近く発売し、年間1200セットの販売を目指す。 トリンクは高柳社長が1991年(平成3年)に設立した。イオンの引き合う力を利用した静電気除去装置が主力で、トヨタ自動車や日立製作所など大手メーカーへの納入実績も多い。2015年1月期の売上高は5億8千万円。

静電気対策の「バイブル」に
静電気・ほこり対策機器を開発製造するTRINC(本社浜松西区大久保町、電話053・482・3411)の高柳真社長は、静電気対策の知識やノウハウをまとめた著書「TRINC METHOD」シリーズ3部作の完成を急いでいる。 第一弾「新しい概念」に続き、第三弾「従来の間違い常識集」をこのほど発行した。執筆中の第二弾「新しい手段」よりも先行する形となった。 同シリーズは、静電気・ほこり対策の先駆者である高柳社長が、これまで生み出してきたアイデアやノウハウをすべて詰め込んでいる。静電気の基礎知識についても記した「バイブル」ともいうべき内容に仕上げようとしている。 TRINC METHODは非売品で、入手するには申請書への記入を必要とする。高柳社長は「ライバルに知られたくない内容のため、良き理解者にのみ謹呈したい」と理由を説明する。 同社は、企業向けに静電気・ほこり対策のコンサルティングを手掛けている。同シリーズをコンサル事業を展開するうえでの基本書としても活用する考え。 高柳社長は「いまだに誤った知識に基づく静電気対策により不良品を発生させてしまう例が後を絶たない。こうした実情に対する疑問や憤りが執筆の原動力になっている」と話す。 「今後はTRINC METHODを携え、啓発を伴う営業に取り組んでいく。国内で当社の事業の認知度を高め、海外展開の足場を築く」と意気込んでいる。(浜松)

現場で目撃した67項目 |TRINC高柳社長|
製品不良の原因となるホコリや静電気を除去する除電器専門ベンチャー企業として成功したTRINC(トリンク、浜松市西区)。同社の高柳真社長が著書「従来の間違い常識集=写真」を発刊した。高柳社長が執筆する「TRINC METHOD(トリンク メソッド)」シリーズ3部作の第2弾。現場に足を運び目撃した誤った静電気対策の事例67項目を紹介。 冒頭、”横綱旧の間違い”として登場するのは風を使ってイオンを飛ばすファン方式。「風でイオンとともにホコリを吹き付けてしまう」(高柳社長)という。自動車の塗装工程では「もともと車体に静電気はなくホコリの静電気を除去すべきだ」と指摘する。同シリーズは15年以上も静電気と向き合ってきた高柳社長が「異物対策のデファクトスタンダード(実質的な標準)にしたい」と執筆。非売品で希望者に無料で謹呈する。問い合わせはトリンク(053・482.3411)へ。(浜松)

静電気対策 間違い集新刊 トリンク無償提供
静電気除去装置メーカのTRINC(トリンク、浜松市西区)が、工場での静電気対策などをまとめた「トリンク・メソッド」シリーズの新刊「従来の間違い常識集」を発刊した。製造現場でありがちな間違った対策の事例を紹介し、改善策を示した。 ホコリなどの異物は静電気の作用によって製品に吸着し、不良品を生む原因になる。液晶ディスプレイや電子部品、食品などの製造現場で課題の一つになっている。 新刊では、六十七項目の誤った対策を紹介する。主な事例として、ファンを使って風をお越し、静電気を中和するためのイオンを製品に送る方法は「イオンとともにホコリも吹き付けてしまう」と指摘。自動車の塗装現場では、車体を除電しても意味がなく、ホコリ自体の静電気を取り除く必要があると説明shちえいる。 シリーズは三部作で、六月に発刊した「新しい概念」に続く2作目になる。非売品で希望者に無償提供する。
申し込みは同社のホームページから。問い合わせは、トリンク=電053(482)3411=へ。
「静電気・異物対策の新しいスタンダードを示したい」と語るのは、トリンク社長の高柳真さん(七十一)だ。
トリンク・メソッドシリーズの新刊「従来の間違い常識集」は、高柳さんが国内外の工場を視察した経験を基にまとめた。風を起こしてイオンを製品に送る有風除電の方法を見ながら、「風が異物を付ける原因になっているのでは」と考えた。風を使わずに空間にイオンを送る「無風除電」の製品開発に至った。
常に「夢」を持ち、新しい技術を追求する「万年青年企業」を理想に掲げる。「私も気持ちは十七再」と笑う。シリーズの書籍は、静電気yは異物の対策に悩む企業を対象に提供する。「不良が減った」「ありがとう」という顧客の声が何よりの楽しみという。

政策継続望む TRINC・高柳真社長(浜松市西区、除電機器製造)現在の株価下落は一時的で、年末に向けて上昇基調になるだろう。国内企業の設備投資意欲の回復と、米国経済がしっかりしているためだ。現政権には今の経済政策の継続を望む。

【浜松】静電気・ホコリ対策機器メーカーのTRINC(トリンク、本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3412)は、精密部品などの作業台の静電気除去、ほこりの付着防止ができる新製品「吸塵マットリンク」(商品名)を開発、9月1日から発売する。年間1200台の販売をめざす。 新製品は、半導体製品の組み立てなどの卓上作業時の静電気を除去する従来のマット製品い、直径1ミリの吸塵(じん)穴を86個開け、細かいほこりや異物を真空吸引するのが特長。同技術に関する特許を出願している。 大きさは、導電マット部が縦35センチ、横50センチ、厚み6ミリ。アース線端子が2カ所、集塵機に接続するホースジョイントブロックなどで構成する。希望小売価格は1台2万9800円(税別)。マット部サイズのバリエーションや専用集塵機も今後開発して行く予定。

製造現場に正しい異物対策を(自費出版 053・482・3411)
-製造現場の静電気や異物対策に着目し、ベンチャー企業として成功しました。本書を執筆したきっかけは。
「従来、クリーンとは異物がないことを示した。しかし、異物が静電気により吸着することを考えると、静電気と異物両方面がないことがクリーンだ。当社は静電気も異物の一つと考え、15年以上前から新装置を開発してきた。その間、170回におよぶセミナーで7000人以上に正しい異物対策について訴えてきた。そうした中、新しい異物対策をまとめたガイドラインがほしいとの声が高まり、背中をおされた」
-従来の異物対策には問題があると指摘していますね。
「世界の工場は古い静電気対策の国際規格(ESD)に従ってきた。異物対策は、指針も教科書もなく、各社は無手勝流でやるしかすべがなかった。私は1998年の段階でこのことに気づき、新しい手法と装置の開発に取り組んだが受け入れてもらうのは容易ではなかった。しかし電子部品が小型化し、今まで問題にならなかったような極小の異物も無視できなくなると、風向きが変わった」
-半導体技術の進化が問題を顕著化させたということですか。
「ブラウン管時代はよかった。真空管は静電気に強く、真空管内のホコリ問題もない。液晶やタッチパネルになると大気中で作り、使うためホコリ問題が顕著化した。設計部門の言う通りにやってもできない。理想空間で考えるCADの世界と実際にモノづくりをする現場に大きなギャップが生まれ、世界中の工場が混乱した」
-2008年に「静電気・ホコリ『ゼロ』革命」を執筆、発刊しています。本書との違いは。
「ホコリゼロ革命では、静電気に対する新しい考え方の夜明けを訴え、読者や実践した人から『目から鱗(うろこ)が落ちた』との感想が届いた。他に、静電気について易しく解説した『トコトンやさしい静電気の本』や中高生向けの『科学でひもとく、たのしい静電気』を執筆。『TRINC METHOD』はこれらの集大成。3部作の第一弾となる『I・新しい概念』は製造現場の悩みに答えられるよう、具体的な内容とし、分野別対策も記した」
-今回、自費出版し、無料で謹呈する理由は。
「書籍で儲(もう)けるつもりはない。自社製品の宣伝でもない。この10年で当社は大きく販売戦略のハンドルを切った。どこでもだれでも買えることは目指さない。それほど量を売る必要もない。本当に必要でほしい人に使ってもらえればよい。本書は営業担当が当社の製品の販売店に持ち込み、関心がある人だけに謹呈する。ブランドづくりのツールとして活用していく」
-最後に本書に込めた思いを。
「創業当初、私は開発した除電器を背負って顧客を訪問し、正しい異物対策を説いてまわった。除電器は装置の性能だけでなく、ユーザーに適した使い方”適用技術”と組み合わさって初めて効果を発揮する。15年間におよぶ草の根営業で蓄積した”宝”を3部作にまとめる。『II・新しい手段』『III・間違い常識集』は、年内に発刊する予定。本書が異物対策で行き先を見失った社会のデファクトスタンダード(事実上の標準)となれば、これほど嬉(うれ)しい事はない。
(浜松編集委員・田中弥生)

トリンク社長がノウハウ本
静電気・ほこり除去機器メーカー「トリンク」(浜松市西区)の高柳真社長(71)がこのほど、これまでの開発経験を基にまとめた著書「トリンク メソッド―静電気・異物対策 新スタンダード」を自社発行した。非売品で、対策に苦慮している企業、工場などに配布を始めた。 同社は高柳社長が1991年に創業し、数々の静電気対策製品を発売してきた。だが、四半世紀近く経ても依然、「除電にはエアやファン(送風機)が必須」などと誤った認識が定着しているとし、ノウハウ本としての「トリンク メソッド」発行に踏み切った。 同署は静電気除去のためのエアが結果的に異物を増やす原因となっていると指摘。新しい常識として「除電にエアはファンは有害」「静電気も異物の一つ」などと強調し、静電気と異物対策を切り離して考えるべきではないと提唱している。 高柳社長は「静電気対策の間違った常識のために、ものづくりの現場が混乱している。何とか役に立ちたい」と話す。 同署はA5判、215ページ。トリンクのホームページから申し込む。問い合わせは同社<電053(482)3411>へ。

静電気除去装置メーカのトリンク(浜松市西区)の高柳真(71)が、工場での有効な静電気対策についてまとめた書籍「TRINC METHOD(トリンク メソッド)」を発刊した。非売品で、関心のある企業関係者らの希望に応じ、無料で提供する。
三部作を予定し、今回の一巻は「新しい概念」と題した内容。高柳社長が1991年に会社を設立してから取り組んできた静電気対策を紹介した。 電子機器や液晶などの製造現場では、静電気やホコリなどの製造現場では、静電気やホコリなどの異物を取り除く必要がある。静電気を中和する「イオン」を風で送る従来型のファンブロー除電器について「風で工場内のホコリが舞ってしまい、かえって有害」と指摘。風を使わずにイオンを放つ同社の無風除電器を紹介した。
作業員の体に付いた異物を取るための工場のクリーンルームでも、エアシャワーでホコリを吹き飛ばすだけでは不十分で、除電器でホコリそのものの静電気を取って体に付着しにくくする対策を勧めた。 A5判で215ページ。表紙の隅に同社キャラクターのトリン君を描いた。残りの二冊も年内に出す予定で二巻のテーマは「新しい手段」、三巻は「従来の間違い常識集」。希望する企業に提供し、同社ホームページで申し込める。問い合わせは同社渉外部=電053(482)3412=へ。

静電気除去装置メーカのTRINC(トリンク、浜松市西区)は、小型、低価格を特徴とする静電気除去装置「スポットトリンク」の新製品を開発した。十五日に発売する。 大きさは、同社で最も小さい幅二十八ミリ、高さ四十六ミリ、奥行き七十四ミリ。価格は二万九千八百円(税抜き)。同じ機能を持たせた装置は「他メーカーでは大きさは十センチ以上、価格は四万円前後はする」(同社広報)とみている。 この装置は半導体や微細な機械部品を運搬する際の静電気やほこりの除去など幅広い用途で使うことができる。これまでは価格面や、装置組み込む設備場所の問題で、導入が進まないというケースがあった。新製品はこうした課題に対応して小型、低価格を実現、市場拡大を目指す。販売目標台数は年間千二百第を見込む。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、同社で最も小型、低価格なスポット型除電・除塵器「スポットトリンク=写真」を15日に発売する。既存の装置や設備への組み込みや後付も可能。消費税抜きの価格は2万9800円。年間1200台の販売を見込む。 本体は幅28.2ミリx高さ45.5ミリx奥行き74ミリメートルと手のひらに乗るサイズ。 除電有効範囲は直径300ミリ、距離約1メートル。安定したイオンバランスで、強力な除電性能を発揮する。性能維持に不可欠な、面倒な放電針交換も不要。 生産現場の自動化が進む中、静電気や異物対策への関心は高い。しかし価格や取り付け場所の関係で除電・除塵器を導入できないユーザーも多く、新製品は導入しやすいサイズ、価格として広く普及をはかる。(浜松)

静電気除去装置開発のTRINC(トリンク、浜松市)は、ロボットなど移動する機械の静電気を取り除く装置「ロボットリンク」を4月1日に発売する。機械に装着して使用し、移動時に床との摩擦などで機械内にたまった静電気をイオンに変え、自動で空気中に放出する。電子回路の誤動作による事故や軽い感電を予防できる。 家庭向けの介護ロボットや電動車椅子、掃除ロボットなど動き回る機械に付けて利用する。移動する機械は行動範囲が限られるため、静電気を地面に逃がすためのアース線が使いにくかった。 乾電池で動く「ROBOT-HB」(価格は税抜き3万9800円、写真)と機械本体につないで使う「ROBOT-VH」(同7万9800円)の2種類ある。大きさは「HB」で幅6.4センチ、高さ7.5センチ、奥行き5.5センチ。年間2400台の販売をめざす。



【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053.482.3411)は、フィルム材料に付着したホコリなどの異物を90%以上除去できる装置「フィルムクリーナ」を発売した。ラインに組み込めるタイプで、価格は幅50ミリメートル向けが191万円(消費税抜き)。フラットパネルディスプレイや電池メーカ向けに、年間120台の販売を見込む。 フィルム材料に付着した10マイクロ-30マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の異物を91.9-99.95%除去できる。高圧ブロワ―ユニット、クリーンヘッド、集塵ユニットで構成。異物を除去、回収するクリーナーヘッドからイオンを放出。フィルムと同ヘッド周辺の雰囲気の静電気を中和し、異物を風で吹き落すと同時に集じん機に吸い込む。非接触型のため異物の再付着も起こさない。表面と裏面を同時にクリーニングできる。 対応幅は50ミリ-3000ミリメートルまでの8機種を設定。3000ミリタイプのヘッドは長さ3370ミリx幅220ミリx高さ320ミリメートル。
小型のため既存の生産ラインに後付できる。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は6日、フィルムシート材に付いたほこりなどの異物を取り除く「フィルムクリーナー(普及型)」を発売した。 液晶テレビの画面や印刷資材、食品の容器などに使われるフィルムシート材をきれいにできる。箱型のクリーナの1センチの隙間にシート材を通すと、風を吹き付けて異物を除去。十マイクロメートル(一マイクロメートル=千分の1ミリ)の細かさの異物でも九割ほど取りのける。さらにイオンでシートの静電気を中和し、異物が付きにくくする。
同社は以前にもフィルムクリーナを発売したが、今回は構造をシンプルにして価格を半分以下に抑えた。高柳真社長は「小型で軽量なので、工場の設備に後付できる」と話す。
処理できるシート材の幅(五センチ~三メートル)に応じて八つのサイズがあり、価格は百九十一万~六百九十五万円(税別)。年間で計百二十台の販売を目指す。

静電気除去装置のTRINC(トリンク、浜松市)は工場で作業空間の静電気を取り除く卓上型の新製品「空間スマートトリンク」=写真=を12月1日に発売する。2台の装置からタイミング良くイオンを照射する事で、従来より除電精度を高めた。電子部品の組み立て工程を手掛ける企業などに売り込む。
高さ21センチの縦型の装置2台を40~80センチ離して置き、左右からプラス、マイナスのイオンを照射。浮遊しているホコリを含めて内部の静電気を中和し、製品への異物付着を防ぐ。最大で幅1.6メートル、奥行き0.9メートルの範囲で静電気を取り除ける。
精密機器などを扱う製作現場で使えば、ホコリ付着を防ぐための送風機や作業者への帯電を防ぐ装置が不要になるという。価格は税抜き14万8000円。年間1200台の販売を目指す。

TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482.3411)は、卓上に設置できる除電装置「空間スマートトリンク=写真=」を12月1日に発売する。空間に浮遊するホコリがワークに付着するのを防ぎ、電子部品や機器の組み立て作業現場での採用を見込む。価格は14万8000円(消費税抜き)。年間目標1200台
ケーブルで接続した2台の静電気除去装置でシステムを構成。静電気除去装置からイオンを放出して、ゴミやホコリが付着する原因の静電気を取り除く。装置単体の大きさは縦102ミリx横134ミリx高さ260ミリメートルで机上に設置しても、じゃまにならない小型タイプ。
2台を800ミリメートルの間隔で離して設置した場合の除電範囲は、縦900ミリx横1600ミリx高さ500ミリメートルと広範囲なため、作業者も同時に除電できる。

静電気除去装置メーカーのトリンク(浜松市西区)は十二月一日、机上に備え付ける無風タイプの新製品「空間スマートトリンク」を発売する。静電気に弱い電子機器や電子基板を扱う工場などで役立つ。
二台一組の本体を机の上で作動させると、周りの高さ0.5メートル、幅1.6メートル奥行0.9メートルの空間の静電気を取り除くことができる。従来より精度を高め、空間内の電気製品や作業員、浮遊するホコリの静電気を除去できる。風を出すファン型とちがって、ホコリの静電気を除去できる。風を出すファン型と違って、ホコリを巻き上る心配もない。
価格は十四万八千円(税別)で、年間千二百台の販売を目指す。

大学時代、チェロを弾いていたが、就職を機に封印した。当時、仕事は勝負事だから集中しなければいけないという思いが強かったからだ。40年以上にわたる封印を解いて再開したのが5年前、65歳の時。今でも酒席を共にするヤマハ発動機時代の後輩に「もったいない」と持ち上げられたのがきっかけだ。
長年にわたる封印を解いたからにはと、奮発してドイツのハインリッヒ・ギル製チェロを購入した。学生時代に使っていたのは誰かのおさがりで、まともな音が出なかった。せっかく再開するなら、下手を道具のせいにしたくなかった。続いて昔の感覚を取り戻すために毎週末に、愛知県豊橋市にあるヤマハ音楽教室の個人レッスンに通い始めた。 平日でも一日一時間程度の練習は欠かさない。職人の修行と同じで、楽器は毎日さわることで上達するからだ。今では、上級の数本があと少しで終わるところまで進んできた。この後にはエクステンションというさらに上級があるが、続けて行くつもりだ。 レッスンの成果は年に1回、名古屋市東区の芸術文化創造センターでソロ演奏の発表会で披露する。ヤマハが企画する合奏会でも年に3回ほど舞台に立つ。チェロ演奏家で巨匠と称されるパブロ・カルザスが作曲した「鳥の歌」をもっとうまく弾けるようになるのが目標だ。 鳥の歌は哀愁が漂う楽曲。NHK交響楽団のチェリストだった故徳永兼一郎さんが闘病生活の最後に、親しい人だけに向けて演奏したという逸話が残っている。それほどの名曲を自分自身が納得いく演奏ができるようになれたらと思っている。 チェロを弾くようになって一番の変化はストレスがスムーズに発散できるようになったこと。若いころは多少ストレスがたまっても平気だったのだが、年を重ねるとそうも行かなくなっていた。しかし、音楽を聴いたり演奏したりすることが「薬」になって、頭の中のもやもやが一気に解消するようになった。 頭がすっきりすると新製品のアイデアがとんどん出てくる。自分でも驚くほどだ。TRINCを設立して23年、除電装置など自社開発製品で出願した特許は150以上あるが、チェロのおかげでまだまだ取れると自信ががわいてきている。(浜松市西区大久保町748の37)

静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市西区)は一日、工場のクリーンルームなどの空気清浄度を瞬時に測定する小型モニターを発売した。税抜き価格は十一万円。国内や東南アジアで年二百四十台の販売を目指す。 取り込んだ空気にレーザー光を照射してほこりを検知し、その個数を0.5マイクロメートル以上(千分の一ミリ)以上、二・五マイクロメートル以上と二種類のサイズに分けて表示。ほこりが発生した瞬間が分かるグラフも映し出し、発生減を特定しやすいようにした。 新製品は縦十八・九センチ、横十二・七センチで、重さ三四〇グラム。既存品は四十万~五十万円と高額な上、専門知識がないと扱いが難しいかったが、新製品は操作が簡単で、だれでも扱いやすいようにした。パソコンに接続するとモニター内のデータを取り込める。

静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市)は、ほこりなど空気中の異物の個数を図る装置「空間清浄度モニタ TAS-170 SCM」を開発した。 光センサーで異物を検知し、個数を瞬時に画面に表示する。数秒ごとに連続測定できる。工場で手軽に空気の清浄度を測れる装置として売り込む。 装置は高さが19センチメートル、奥行きが9センチメートルで、背面にセンサーを設置。0.01立法フィート(約280立法センチメートル)の空気中に含まれる異物の個数をリアルタイムで測定する。 異物は、直径0.5マイクロ(1マイクロは100万分の1)メートル以上と、同2.5マイクロメートル以上の2種類のサイズで測れる。用途に応じて清浄度を把握できる。 価格は11万円(税別)。9月1日に発売し、国内外で年間240台の販売を見込む。同社は「清浄度を測る装置は高額で、管理に手間がかかる製品が多い。使いやすい装置として精密機器メーカーなどに売り込む」(高柳真社長)としている。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、クリーンルーム内などの空気の清浄度を常時測定、監視する「空間清浄度モニタ=写真」を完成、9月1日に発売する。本体重量340グラムと軽量で、持ち運びが容易。価格は11万8800円(消費税込み)。年間240台の販売を見込む。 0.01立法フィートの空気中に浮遊する0.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以上と2.5マイクロメートル以上の2種類の異物の個数を同時に測定する。 測定値は表示部に個数表示し、本体にも記録できるため、。異物が飛散したタイミングなどを特定できる。 主な用途はクリーンルームに設けたクリーンベンチ(空気清浄度を保った作業台)内での測定を想定。また、微小粒子状物質(PM2.5)の分布状況の把握にも役立つ。

トリンク(浜松市西区)は21日、リアルタイムに空気中のほこりの個数を測定し、表示する新製品「空間清浄度モニタ」を発売した。9月1日から販売を始める。 同機の背部から取り込んだ空気にレーザーを当てて、センサーがほこりを感知するレーザー光拡散方式を採用した。「0.5ミクロン以上」「2.5ミクロン以上」の料サイズの微粒子を測定対象とし、ほこり発生の瞬間を棒グラフ表示で知らせる「瞬間機能」も備えた。 簡易な操作性や、高さ19センチ、重さ340グラムという小型軽量サイズ、メンテナンスがほぼ不要な点なども特徴という。 同社は精密機器製造現場のクリーンベンチ(無じん室)などでの活用(清浄度測定)を想定する。価格は税抜き11万円。国内や東南アジアなどで年間240台の販売を見込む。

静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市)は、部品交換のための定期的なメンテナンスが要らない小型の静電気除去装置「スポットトリンク」を発売した。工場で稼働する機械装置などの中に組み込んで使う。年600台の販売を目指す。
新製品では静電気除去の為の放電システムに改良を施した。静電気を中和するためにイオンを出す部分の放電針の素材を特殊な金属に変更した。従来のステンレスやチタン製の針で必要だった定期的な交換が要らなくなった。
大きさは幅39ミリ、高さ33ミリ、奥行き100ミリ。運搬中の半導体や微細な機械部品の静電気を取り除くなど、幅広い用途で使うことができる。 価格は税抜きで4万9800円。

静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市西区)は、定期的なメンテナンスが要らない小型の静電気除去装置「スポットトリンク」=写真=を開発した。十四日に発売する。 同装置は従来、機械装置の中に組み込まれて使用されることが多く、外部から手がが届きにくいためメンテナンス作業が不便だった。新製品では静電気除去のための放電システムを全面改良し、放電針の交換が要らなくなった。
大きさは幅三十九ミリ、高さ三十二ミリ、奥行き百ミリ。半導体や微細な機械部品の運搬時の静電気除去などの幅広い用途で使うことができる。価格は四万九千八百円(税抜き)。年間六百台の販売を目標にする。

【浜松】TRINC(浜松市西区、高柳社長、053・482・4311)は、22日、超薄型の静電気除去装置「プレートバートリンク」=写真」を5月1日に発売すると発表した。厚さは従来品に比べて半分以下の13ミリメートルで、機械装置内のわずかな隙間に取付けられる。価格は9万200-17万500円(消費税抜き)。年販360台を目指す。
印刷機やシートカッターなどの静電気向けで拡販する。幅は25ミリメートル。長さは155ミリ-1510ミリメートルで6種類を用意した。
除電方式はコロナ放電方式で、空気を電離して生成したプラス・マイナスイオンにより、静電気を中和して除去する。消費電力は3ワット。

線状製品の異物除去 トリンク、装置を販売
上下に設置したイオン照射器の隙間を製品が動く。イオンで内部の静電気を中和し、製品に付着した異物を吸い込む。竜巻のようならせん状の空気の流れを上下両方向に向かって生じさせることで、ワイヤなどの製品が装置に触れないようにできるという。
価格は49万5千円。初年度100台の販売を目指す。

線材の静電気除去 TRINCが製品投入
「ワイヤクリナー トリンク=写真」を2月1日に発売する。イオンを含む旋回風で静電気を中和しつつホコリを取り除く。価格は49万5000円。年販100台を目指す。
同社は同製品のプロットタイプを、超電導電線の不良低減用として電線メーカに供給した実績がある。リニア新幹線向け超電導電線や光ファイバーなどに向けて拡販する。除電有効範囲は厚さ10ミリメートル。消費電力は6ワット。低空気圧で動くため、エア消費量は毎分3リットルに抑えられる。

TRINCの卓上型静電気・異物除去機
静電気・異物(ほこり)対策機器開発ベンチャーのTRINC(本社浜松市西区大久保町、高柳真社長、電話053・482・3411)は、卓上型の静電気・異物除去機器を相次ぎ市場投入、幅広い顧客ニーズの開拓に注力している。イオナイザー(除電器)とエアー(空気)による異物除去機能を持たせ、クリーンな空間を実現。精密機器を持たせ、クリーンな空間を実現。精密機器、薬剤メーカーなどに売り込む。
小型、低コスト強み
精密機器や薬剤メーカーへ提案

一般的には、人間が入ることができるほど大きなクリーンルームやクリーンベンチを使用する企業が多い。TRINCの機器は卓上におけるほどコンパクトで初期投資を抑制。ランニングコストも抑えたのが特徴だ。
今月1日に発売した「エアーブローデスクトップトリンク」は、向かって左側にイオナイザーとエアーの吹き出し口、右側に吸入口がある。両面にフィルターを装着し、ほこりなどの異物を除去。イオナイザーからイオンを放出することにより、作業中に発生する静電気を随時、中和することができる。
一方、16日に発売する「クリーンデスクトップトリンク」は、クリーン空間で作業することを前提に開発した機器。イオナイザーやエアーの流れは「エアーブローデスクトップトリンク」とほぼ同じ。2種の機器を顧客の使用使途に合わせて提案する。「エアーブローデスクトップトリンク」の販売価格は、フィルターの違いにより37万4850円~67万7250円。年240台の販売が目標。「クリーンデスクトップトリンク」は31万1850円~61万4250円。販売目標年360台という。

机上でほこり除去
精密機器用の新装置開発
静電気除去装置メーカーのTRINC(トリンク、浜松市西区)は、精密機器などに付いたほこりを取り除く新製品「エアブロー デスクトップ トリンク」を発売した。 ほこりの除去は従来、箱型の装置に入れ、吹き出す空気で取り除く「除塵ボックス」などが使用されているが、箱内に空気が流入し、周囲のほこりも引き入れてしまう課題があった。
新製品では作業台の右隅に設置。ほこりを除去する「エアブロー」のほか、机の奥川に空気の吹き出し装置、右隅に吸入装置を取り付けて空気を流すことで周囲のほこりが流入しないようにした。吹き出し装置、吸入装置にはフィルターを取り付ける。
設置スペースは作業台の右隅四十センチ四方と小さく、静電気の除去機能もある。価格はフィルターの性能により三十七万四千八百五十~六十七万七千二百五十円。国内の精密機器メーカー向けなどに年間二百四十台の販売を目標としている。

省スペース 卓上タイプ除電器
TRINC(浜松市西区、高柳真社長、053・482・3411)は、省スペースで除塵性能が高いデスクトップ型の除塵器「エアブロー デスクトップ トリンク=イメージ」を12月1日に発売する。作業机に置いて使用できる。設計の工夫で、チリが入りにくくした。価格は37万4850円-67万7250円。年間に240台の販売を目指す。
同製品は静電気除去機能を搭載した。机上に清浄空気の吹き出しユニットと吸入ユニットを置き、エアブローでチリを飛ばして除塵する。外形寸法は高さ443ミリx奥行き649ミリx幅610ミリメートル。最大風量は毎分6.35立方メートル。0.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)のチリまで除去できる。
従来製品は箱型で外気を吸入しながら除塵する構造で、外気と一緒にチリも取り込む問題があった。
【2011.01.28】第1回浜松ものづくりマイスターに認定いただきました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2010.04.07】週刊現代「緊急大特集 日本経済は死ぬのか」にTRINCが取り上げられました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2010.02.27】ワールド ビジネス サテライト「技あり!ニッポンの底力」に紹介されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2010.02.03】JVA2010にてJVA審査委員会特別賞モノづくり特別賞を受賞しました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2010.01.25】日経ビジネス「隠れた世界企業」にTRINCが紹介されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2009.09.17】日刊工業新聞「勝つ 中小企業のものがたり」にTRINCが連載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2009.05.27】日本実業出版社 書籍「広報・PRの基本」に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2009.05.11】中部経済新聞社 書籍「企業のトップが語る 出会いその時」に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2008.09.01】 08年9月1日付 中部経済新聞「出会い その時」(24面)に弊社 高柳のインタビュー記事が掲載されました。 |
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【2008.07.16】フジテレビ系「ザ・ベストハウス123」(水曜夜9時)にて弊社製品が登場しました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2008.02.01】 書籍「静電気・ホコリ[ゼロ]革命」が12月ベストセラーランキングにトップ10入りしました。 |
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【2008.02.01】「静電気・ホコリ[ゼロ]革命」が2008年1月13日の産経新聞に取り上げられました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.12.17】「静電気・ホコリ[ゼロ]革命」が2007年12月13日の中日新聞に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.11.28】高柳がウクライナ・リビフに訪れた際の、旅日記が新聞に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.07.05】2007年6月22日の日刊工業に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.04.19】2007年4月11日の日本経済新聞『キラ星企業』に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.02.26】2007年2月19日の中部経済新聞『事業創生』に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.01.30】2007年1月18日の日本経済新聞に掲載されました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【2007.01.30】2007年1月16日放送のSBS TV「静岡かがく特捜隊」で取り上げられました。 | |||||||||||||||||||||||||||||
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