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防爆認定空間トリンクの空間防塵効果でインパネ塗装の顧客品質基準をクリア
1. 事例の特徴メンテナンス不可能な従来防爆イオナイザーから、針清掃・針交換が容易なTRINC防爆認定シリーズへの切り替えにより、甘くせざるを得なかった検査基準を元の厳格レベルに戻すことに成功した劇的改善事例です。2. お客様の概要自動車用インストルメントパネルの製造を手がける工場での事例です。特に高級感を演出するピアノブラック塗装において、極めて高い品質基準が要求される塗装工程での導入事例となります。 |
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3. お客様の課題
新しく構築した塗装ラインにおいて、ピアノブラック塗装の異物不良が多発し、品質基準をクリアできない深刻な状況に陥っていました。やむを得ず納品先に直訴して検査基準を甘くしてもらう緊急対応を取ったものの、顧客からは検査基準を元に戻すための対策を強く要求されていました。- 既設の防爆イオナイザーはメンテナンス不可能で正常機能せず
- 防爆エリア内での着火リスクも潜在的に存在
- 顧客との信頼関係悪化による事業継続への懸念
4. TRINC製品を選んだ理由
現場確認により問題の根本原因を特定した結果、異物不良が減らなかった理由と危険な状況に気付かれました。こうして直ちにTRINC防爆イオナイザーの導入が決定されました。- 防爆認定トリンク(TAS-83 SFS-EPA / TAS-36 BAM-EPA / TAS-23 GL-EPA)の高い除電能力
- 他社防爆イオナイザーとは異なる針清掃・針交換の容易性
- 優れたメンテナンス性により常時高性能を維持可能
- 防爆エリア内での安全性確保と機能性の完全両立
5. 導入効果
TRINC防爆認定シリーズの導入により、ピアノブラック塗装の異物不良を劇的に低減し、甘くしていた検査基準を元の厳格レベルに戻すことに成功しました。これにより顧客品質基準を完全クリアし、信頼関係の回復を果たしています。- 防爆エリア内での着火リスクを完全排除し安全性を大幅向上
- 新ライン稼働開始以来の品質問題を根本解決
6. 予想を超える効果
他の塗装ラインへの水平展開により、全社的な品質安定化を実現しました。単なる問題解決を超えて、容易なメンテナンス性により性能劣化を未然に防ぐ予防保全体制を確立しました。防爆エリアでの安全な高性能除電技術のベンチマークを社内に構築し、顧客との信頼関係回復により新規案件獲得への道筋も確保しています。