カップ麺シュリンク包装の異物混入クレームゼロを達成

1. 事例の特徴 毎月数件発生していた毛髪混入クレームが3ヶ月でゼロに！空間除電技術でカップ麺の品質問題を完全解決   2. お客様の概要 大手食品メーカーのカップ麺製造工場。複数の製造ラインを持つ大規模な生産拠点で、全国に商品を供給している主力工場の一つ。

3. お客様の課題

カップ麺のシュリンク包装内への毛髪混入クレームが毎月数件発生し、対策が急務となっていた。静電気の影響で毛髪が製品や作業者に吸着し、包装工程で混入してしまう深刻な品質問題を抱えていた。従来の対策では根本的な解決に至らず、ブランドイメージへの影響も懸念されていた。

4. TRINC製品を選んだ理由

空間除電による空間防塵効果に着目し、シュリンク包装工程での毛髪混入防止効果を期待して空間トリンク（TAS-811 SFS）を選定。まず1ラインでの検証導入により、効果を確実に見極めてから本格導入を決定するアプローチを評価された。

5. 導入効果

3ヶ月間の検証で市場クレームがゼロを達成。空間トリンク設置ラインでは毛髪混入クレームが完全になくなった一方、未設置ラインでは従来通りクレームが発生し続け、明確な効果を実証。清掃時に床に落ちている毛髪が明らかに増加していることも確認され、静電気で吸着していた毛髪が適切に床に落下している状況が可視化された。

6. 予想を超える効果

効果が実証されたことで、他ライン・他工場への水平展開が決定。一つの工場での成功事例が、全社規模での異物クレーム撲滅プロジェクトへと発展し、品質管理体制の抜本的改善につながっている。単なる対症療法ではなく、根本的な品質向上システムとして組織全体で活用されている。