医療用樹脂パーツの色ブレ・色ムラ不良が激減

1. 事例の特徴 医療用樹脂パーツの色ブレ・色ムラ不良が激減。 生命に関わる医療機器の品質向上を、樹脂ペレット供給段階での静電気対策で実現。   2. お客様の概要 心臓外科・血管外科等の外科手術用医療機器を製造する海外工場（メキシコ）。高い品質基準と安全性が要求される医療機器の樹脂パーツ成形を手がける、グローバル展開している製造現場です。

3. お客様の課題

4. TRINC製品を選んだ理由

色ブレ・色ムラの根本原因が樹脂ペレット供給段階での静電気による付着問題であることを特定。成形工程ではなく、材料供給段階での静電気除去による配合安定化が必要と判断し、ペレット専用の除電ソリューションであるペレットリンクを選択した。

5. 導入効果

成形機にペレットリンク（TAS-286 PEL）を導入し、供給されるペレットの静電気を除去することで、樹脂部品の色ブレや色ムラの問題を完全に解決。医療機器に要求される高い品質の一貫性を確保し、不良率の大幅な削減を実現した。

6. 予想を超える効果

この成功を受けて他の成形部品への対策を水平展開することが決定しました。さらに、無風除電・空間除電の導入による異物対策にも取り組まれており、医療機器製造における包括的な品質向上戦略へと発展している。海外工場での成功事例として、グローバル展開への足がかりとなりました。