静電気の対策
3-6 イオナイザー(除電器)選択のポイント
イオナイザーを選ぶときに考慮すべき点
ポイント1.故障しないこと
漏電→火災が発生するイオナイザー(除電器)が多いので注意して下さい。エアと高電圧を同居させると漏電を引き起こします。
一般的なイオナイザー(除電器)の構造(有漏電構造)
ポイント2. よく効くこと
最初だけ効いても、すぐに効かなくなるイオナイザー(除電器)が多いので注意して下さい。漏電を引き起こすと、徐々にイオンが発生しなくなります。
ポイント3. メンテナンスが容易なこと
放電針(電極針)のクリーニングを一本づつしなければならないイオナイザー(除電器)はメンテナンスに5~30分もかかると言われています。ワンタッチクリーナ付なら1秒で済みます。
漏電を引き起こすと、放電針(電極針)の根本が焦げて炭化してしまい簡単には汚れを落とせなくなります。
ポイント4. エアをつかっていないか
エアは禁物です! エアが異物を舞い上げるため、無風除電が必須です。エアを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
代表的な無風イオナイザー(無風除電器)
バータイプ | 高精度バータイプ | 防爆認定 | ||
TAS-311 BAM |
TAS-321 BAM |
TAS-36 BAM-EPA |
||
デスクトップ | 小型・スポット | ハンディ | ||
TAS-812 SMT |
TAS-112 SPOT |
TAS-21 GCB |
ポイント5. ファンをつかっていないか
ファンは禁物です! ファンが異物を舞い上げるため、無風除電が必須です。ファンを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
ポイント6. 対象物だけでなく、ホコリの除電が重要
異物付着を防止するためには空間除電によるホコリの除電が重要です。
ファンを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
ファンを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
ホコリを寄せ付けない空間除電のしくみ
代表的な空間イオナイザー(空間除電器)
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この記事を書いたのは
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監修 経歴 |
高柳 順 名古屋大学大学院工学研究科量子工学専攻卒(工学博士)。専門は量子工学・応用物理学。名古屋産業科学研究所研究員やアイシン精機(現アイシン)を経て、株式会社TRINC(トリンク)現社長。 |
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