)
静電気の対策

3-7 イオナイザー(除電器)選択のポイント

イオナイザー(除電器)の選び方

ポイント1. 故障しないこと

漏電→火災が発生するイオナイザー(除電器)が多いので注意して下さい。
エアと高電圧を同居させると漏電を引き起こします。
 
一般的なイオナイザー(除電器)の構造(有漏電構造)
一般的なイオナイザー(除電器)の構造(有漏電構造)

 

ポイント2. よく効くこと

最初だけ効いても、すぐに効かなくなるイオナイザー(除電器)が多いので注意して下さい。
漏電を引き起こすと、徐々にイオンが発生しなくなります。
 
イオンの発生量


 

ポイント3. メンテナンスが容易なこと

放電針(電極針)のクリーニングを一本づつしなければならないイオナイザー(除電器)はメンテナンスに5~30分もかかると言われています。
ワンタッチクリーナ付なら1秒で済みます。
漏電を引き起こすと、放電針(電極針)の根本が焦げて炭化してしまい簡単には汚れを落とせなくなります。
 
放電針のメンテナンス


 

ポイント4. エアをつかっていないか

エアは禁物です! エアが異物を舞い上げるため、無風除電が必須です。
エアを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
 
有風除電器と無風除電器


 

ポイント5. ファンをつかっていないか

ファンは禁物です! ファンが異物を舞い上げるため、無風除電が必須です。
ファンを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
 
ファンブロー除電器と無風除電器


 

ポイント6. 対象物だけでなく、ホコリの除電が重要

異物付着を防止するためには空間除電によるホコリの除電が重要です。
ファンを使ったイオナイザー(除電器)は異物を舞い上げて製品や部品を汚してしまいます。
 
ホコリの除電
ホコリを寄せ付けない空間除電のしくみ



お問い合わせ


 
この記事を書いたのは
私たちTRINCは、異物・静電気対策の専業メーカーです。異物×静電気問題から解放された理想的なものづくり環境を構築するための独自技術で、現場で日々問題解決に取り組む方々を全力で支援します。 企業概要ページはこちら
 
監修
経歴
高柳 順
名古屋大学大学院工学研究科量子工学専攻卒(工学博士)。専門は量子工学・応用物理学。名古屋産業科学研究所研究員やアイシン精機(現アイシン)を経て、株式会社TRINC(トリンク)現社長。
   

「ご用心 加湿、漏電、エア、火災・爆発」
基礎知識のトップに戻る
 

「クリーンルームとは」

CONTACT

お電話でのお問い合わせ

053-482-3412

FAXでのお問い合わせ

053-482-3414