クリーン デスクトップ トリンク
作業机が超高性能クリーンベンチに １分でクラス１ 静電気ゼロを実現
*0.5μm以上のパーティクル数が1以下。
HEPAフィルタ搭載モデルでの実測値であり
機種や動作環境・条件によって 変動します。
２）選べる作業空間サイズと静音性でストレスのないクリーン作業を支援
３）簡単設置・操作・メンテナンスを可能にする多彩な便利機能
特徴詳細
クラス１のクリーン空間で製品を異物付着から徹底的に守る
高性能HEPAフィルタで濾過された清浄空気で作業エリアを満たします。極めて高い清浄化能力を有し、通常の机上作業スペースをクラス1の清浄空間に変身させることができます。さらに、内部で異物が発塵しても速やかに回収して清浄環境を維持します。
従来モデルと比較して最大で出力は46%向上し、浄化能力が大幅に向上しました。右グラフは、比較的清浄な一般的なオフィスの中に本機を設置し動作させた際の、作業エリア内の清浄度の変化を実測した結果です。スイッチを投入すると、その直後から内部の異物数は急速に減少し、10秒で0.5µm以上の浮遊異物の数が100個/cf以下、60秒経過すると0個/cfというクリーンルーム以上の局所的な超クリーン環境を構築することができました。
この超クリーン環境下では、クリーンスーツを着用せずとも手から先のクリーン対策を施すだけで、製品への異物付着を一切心配することなく、精密な作業を実行することが可能になります。
無静電（静電気ゼロ）空間で内部発塵異物・静電破壊から製品を守る
吹出ユニットには、様々なものづくり現場で高い評価を得ているTRINCの高性能イオナイザーが内蔵されています。作業スペース全体をイオンで満たし、内部で発生した全ての静電気を速やかに中和します。広い内部空間の全域に濃密なイオンが行き届くように、イオナイザーの本数を増加しました。これにより、従来モデルと比較して最大で59%の除電能力向上が達成されています。
イオンは、ワークが帯びる静電気だけでなく、内部で発塵した異物が帯びる静電気も除電します。万が一、作業途中に内部で異物が発生してしまったとしても、瞬間的に静電気を除去することでクーロン引力を無効化し異物が製品に付着しようとするのを未然に防止します。異物付着を防ぐと同時に、製品と作業者が常に同じイオン空間内に共存することから、静電破壊から電子部品・電子機器を守ることができます。
外部異物をシャットアウト
本機は、吹出ユニット、清浄空間（作業エリア）、吸入ユニット、風力エンジンから構成されます。背面に設置された風力エンジンにより、エアが装置内・作業スペース内を循環する内気循環方式を採用しています。
吹出ユニットの吐出面全体から出力される緻密に制御された清浄な気流が作業エリア内の浮遊異物を押し出し、反対側に配置された吸入ユニットでこれを回収します。そして、回収されたエアはフィルタにより濾過されて再び吹出ユニットから出力されます。
その際に、制御された清浄な気流は内部の異物を回収するのと同時に、外部の浮遊異物に対しては高いシールド効果を発揮します。外部から内部に侵入しようとする異物は外へ押し戻されるため作業スペースを汚染しません。この2つの働きにより、一般環境においてもクラス1という超クリーン環境を実現することができます。
高さ・奥行きの異なる2モデルを横幅調整することで多種多様な作業に対応
高さと奥行きの異なる2つのモデルをラインナップしました。さらに、共に横方向のサイズ変更が可能であるため、作業内容や寸法上の条件・制約に対して最適な広さの空間を確保することができます。5040モデルは最大で1000mmまで、7060モデルは最大で1400mmまでの間口を確保することができます。清浄エアを供給するための風力エンジンが高出力化され、従来モデルと比較して内部の清浄作業空間を43%拡大することに成功しました。
一方で、風力エンジンは作業エリアの背面にコンパクトに配置されます。その厚さはわずか150mmであるため、貴重な机上の限られた空間を無駄にすることなくスペースを有効に活用することができます。
横方向のサイズ変更は特別な工具を必要とせずいつでも簡単に実行可能であり、作業内容の変更にも柔軟に対応することができます。
高い清浄化能力と静音性を両立
風力エンジン内部にサイレンサーを内蔵することで、高い清浄化能力と静寂性を両立します。従来モデルと比較して、-13dBの騒音低減に成功しました。
加えて、HIGH、MIDDLE、LOWの3つの動作モードから出力を選択することで、作業内容・作業環境に応じて最適なクリーン環境を構築可能です。
清浄度に対する要求が極めて高い場合には、HIGHモードを選択することで本機の高い清浄化能力を最大限に活用することが可能です。多くの場面においては、清浄化能力と低雑音性能をバランスよく実現したMIDDLEモードを推奨します。一方で、長時間作業する場合等、作業者の快適な作業性を最優先する場合には動作雑音を下げたLOWモードを選択することが効果的です。
エアブローベンチとしても利用可能（オプション）
本機の高い内部異物回収能力を利用して、高性能エアブローベンチとして使用することも可能です。エアーの上流から下流方向へ向けてエアブローするようにオプションのエアブローユニットを配置します。エアブローユニットには中空糸膜フィルタが搭載されているため清浄なエアーで製品に付着した異物を除去します。全体が濃密なイオン空間となっているため、静電気で付着した微細な異物も効果的に取り除くことができます。
除塵エリア全体が清浄環境であり、さらに払った異物を含んだ汚れた空気をその場で回収するため外部への異物流出を抑えることができます。エアブローのタイミングは、手動スイッチ操作の他、フットスイッチ操作、ワークセンサーによる自動操作から選択可能です。
クリーンルームが部屋全体の浮遊異物を排除して複数工程を網羅したクリーン環境を構築する建築物であるのに対して、クリーンベンチは重要な作業エリアのみに限定して局所的な清浄環境を構築するユニット型の設備です。大掛かりな建築設備であるクリーンルームはイニシャル/ランニングコストが膨大であることに加えて日常の管理も大変なことから、多くの現場でより導入閾値が低いクリーンベンチが活用されています。
しかしながら、従来のクリーンベンチは清浄化能力が十分でなかったり、あるいは異物付着の主たる原因である静電気対策を含まないものが大多数を占める等の理由で、目的とする水準まで問題が解決できないという声がありました。また、据え付け設備で汎用性に欠けると考える人もいるでしょう。
TRINCのクリーンデスクトップトリンクは、このような従来型のクリーンベンチと比較して小型で導入・設置が容易でより多くの場面で使用可能な汎用性を有することに加えて、その圧倒的な清浄化能力・静電気除去能力で従来では不可能であった水準で異物問題を解決できる新しいタイプのクリーンベンチです。
*本製品とは型式が異なります。
クリーンベンチ（従来）を圧倒する新型クリーンベンチ
*本製品とは型式が異なります。
