ダスト制御 空間クリーナ®
クリーンルームに頼らないクリーン環境構築。既存空間が“高清浄度”ד静電気フリー”で真の清浄空間に変身
■異物不良減少
■空間除電®で異物付着激減
■ESD (静電気放電) 対策
■設置工事不要
■レイアウト変更、移設、拡張容易
特徴詳細
普通の部屋でクリーンルームの清浄度を実現
クリーンルームに匹敵する高清浄度空間を構築します。大風量風力エンジンの採用により、エリア内の空気を高速に清浄化することが可能となりました。さらに、作業エリアの気流を乱すことがないのでパーティクルを巻き上げる心配がありません。ユニットを稼働すると、約15 分で空間の清浄度を1,000 以下に下げることができます。
作業内容そのままで異物不良が減少
現在作業しているエリアの隅に後付けでユニットを設置するだけで、その空間がクリーンルームと同等以上の超清浄環境に変身します。生産を停止すること、更には既存の工程レイアウトを一切変えることなく、そのままの状態でクリーン環境に変えて異物不良の発生を抑えることができます。
空間除電で異物付着が更に激減
現作業エリア全体がイオンで包まれ、無静電空間となります。このエリア内では、製品、部材、設備、作業者、そして空気中を浮遊するパーティクルの全てから静電気が中和されます。
空間除電により、外部からの異物持ち込み、内部での発塵が意図せず発生したとしても、異物の静電気が速やかに中和されるために静電気のクーロン引力による吸着を防止することができます。これにより、同程度の清浄度空間と比較して、実効的に異物付着を最大で約90% 低減します（空間防塵効果）。
クリーンルーム相当の清浄度と、この空間除電の空間防塵効果が組み合わさる事で従来では得ることができなかった理想的なクリーン環境を構築することができます。
ESD (静電気放電) 対策も万全
空間除電は、防塵効果だけでなく静電破壊防止にも活躍します。従来のリストストラップ、静電靴、導電床、あるいは加湿等の対策とは異なる全く新しいESD 対策です。
空間内の物質全てをイオンにより強制的に除電するため、対策のエラーが起こりにくくESD 対策のレベルを上げることができます。
すぐに使えて、いつでもレイアウト変更・拡張可能
・設置工事不要
設置工事が不要なので、高額な建築工事費用がかかりません。
また、工場の生産を止める必要がないので、いつでも必要な時に導入し異物不良を減少させることができます。
・レイアウト変更、移設、拡張が容易
既存の空間に設置する後付けのユニットなので、工程の改善や生産品目の変更に伴うレイアウトの大幅な変更があったとしても自由に移動させて対応することが可能です。もちろん増設も容易です。
新しいクリーンルームの姿 既存の作業空間が、超高清浄度かつ無静電空間の理想的なクリーン環境に変身
TRINC は、新しい概念のクリーン環境構築機器を提案します。異物不良発生を防止するために何が必要かを原点に立ち返って追求することで完成したのが「ダスト制御 空間クリーナ」です。従来のクリーンルームに匹敵する、あるいは状況によっては上回る高い異物付着防止効果を圧倒的な低コストで実現します。クリーン環境を構築するための手段として多くの人がクリーンルームを思い浮かべますが、実際にクリーンルームを導入・運用する場合には、以下の問題と向き合う必要があります。
期待するほど清浄度が上がらない
外部から侵入しようとするホコリは防ぎますが、内部の作業者、資材、設備からの発塵は防ぎようがなく、狙った清浄度に到達しない場合があります。
どうしても異物不良が発生してしまう
クリーンルーム内でも、作業者や資材からの発塵により浮遊異物は必ず存在します。この異物が製品に付着して異物不良を発生させてしまいます。
導入/維持費が高額
大きな設備投資を伴い、導入後の維持費も高額です。それにもかかわらず、運用を徹底的に管理しなければ、効果は限定的です。
拡張・変更が困難
建築物の一部であるためレイアウトの拡張・変更が困難です。建築工事のために設備を移動しなければならず、工場の稼働を止める必要も出てきます。
これに対して、ダスト制御 空間クリーナは、空間に浮遊する異物（内部で発生した異物を含む）を効率的に回収できることに加えて、空間除電®による防塵効果（異物付着を防止する効果）が作用します。この防塵効果は従来のクリーンルームにない概念であり、これにより内部で発生した異物に起因する異物不良の発生を劇的に抑えることができるようになりました。
