静電気とは
1-1 静電気とは
静電気とは
静電気とは
静電気とは、物体の電気的な極性がプラス、またはマイナスに片寄った状態の事を帯電と言います。静電気にはプラスの静電気、マイナスの静電気があり、それぞれの物質によりプラスに帯電しやすいもの、マイナスに帯電しやすいものがあります。 2つの物体が接触すると、お互いの物質間で電子の移動が起こります。電子を受け取った 側はマイナスに帯電、もう片方はプラスに帯電し静電気が発生します。 静電気とは、物体同士の接触や摩擦などによって電荷の移動が発生し、空間的に電荷の移動がほとんどない電気のことをいいます。
ところが実をいうと、静電気を定義することは、大変難しいことなのです。物体には電気を通す導体と、電気を通さない不導体、半ば通す半導体があります。一般的には、物体にたまって動かない電気が静電気といわれていますが、まったく動かない事はまれで、ほとんどの場合、動いたり漏れたりします。静電気には物体の表面にたまっているものもあれば、内部にたまっているものもあります。
ところが実をいうと、静電気を定義することは、大変難しいことなのです。物体には電気を通す導体と、電気を通さない不導体、半ば通す半導体があります。一般的には、物体にたまって動かない電気が静電気といわれていますが、まったく動かない事はまれで、ほとんどの場合、動いたり漏れたりします。静電気には物体の表面にたまっているものもあれば、内部にたまっているものもあります。
すべて電子のなせる業
「静電気」に対する言葉として、「動電気」という言葉を聞くことがあります。実際いくつかの本には、動かない、静止している電気を静電気といい、動く電気を動電気と書いてあります。
しかし、実際にはこの定義の仕方では、物事を正確に区別できないことがおこります。静電気も動電気も結局は電気には変わりなく、すべて電子のなせる業といってよいでしょう。 物体に流れる電子は、導電率の違いにより、次の3つの場合に分けて考える事ができます。
しかし、実際にはこの定義の仕方では、物事を正確に区別できないことがおこります。静電気も動電気も結局は電気には変わりなく、すべて電子のなせる業といってよいでしょう。 物体に流れる電子は、導電率の違いにより、次の3つの場合に分けて考える事ができます。
(1)導電率が低くて、ほとんど静止しているように見える電子。
(2)導電率がやや低く、少しずつ流れている電子。
(3)導電率が高く、自由に流れる電子。
(2)導電率がやや低く、少しずつ流れている電子。
(3)導電率が高く、自由に流れる電子。
これは導体上の電子です。このように考えると、電気を静電気とか動電気と言う分類することに無理があることがわかります。したがって、静電気は、ことさら「静電気とは」と無理に定義しないで、通常の電気と考えればよいのです。逆に、静電気として、一般の電気と区別しようとすると余計にわかり難くなるものです。
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監修 経歴 |
高柳 順 名古屋大学大学院工学研究科量子工学専攻卒(工学博士)。専門は量子工学・応用物理学。名古屋産業科学研究所研究員やアイシン精機(現アイシン)を経て、株式会社TRINC(トリンク)現社長。 |
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